用語集
最終更新: 2023-09-26 (火) 05:50:46
用語集 [編集]
ゲーム的な用語、ネット上での俗称および略語、アーマードコアシリーズに関連する用語について調べるためのページです。人物や組織関連の用語は「登場人物・企業・団体」へどうぞ。
辞書的なページである都合上ネタバレを含みます
あ行 [編集]
- アーマード・コア
- ゲーム中で最もフィーチャーされている汎用人型兵器。略称はAC。
元々はMT(マッスル・トレーサー)にパーツ換装による汎用性を与えた「Cored MT」から発展したもので、パーツの組み合わせ次第で千差万別の性能変化を生むことから非常に汎用性が高く、どんな作戦でも運用できるのが利点。タイトルに冠され、劇中でも様々なACが登場する通り、AC6の世界観ではかつては花形の兵器だったようで、「無人機の時代を終わらせた」とされ、さらにミシガン総長と思わしき人物が「木星戦争の英雄」と称されている。ただし、並のACの強さは「一対一では汎用兵器やMTより圧倒的に強いものの、部隊相手を単騎駆けするのは厳しいかな」くらいの位置づけとなっている(実際「たかがAC1機で~」というニュアンスの台詞も多い)。
あくまで汎用性が最大のウリで、主人公のような独立傭兵がどんな依頼もこなせる最大の理由にもなっている。また取り立てて強力ではない兵器だからこそ"たかがAC1機で"多大な戦果を挙げる主人公が注目・畏怖される理由ともなる。
- アイビスシリーズ
- ルビコン調査技研がコーラルに関する危険を排除するために製造した特殊なC兵器。
コーラル集中管理デバイスとも。単なる兵器ではなく、ルビコン3の安全装置となるように設計された為か、現有兵器と比較にならないほど高性能。無人機の特性を最大限活用し、人間の対G限界を考慮しない機動性と重武装を両立している。作中ではチャプター4最後の壁として多くの621の心をへし折った『IB-01:CEL 240』、同胞を守るためにエアがコントロールした『IB-07:SOL 644』、そして最終後継にして唯一の有人AC『IB-03C:HAL 826』が該当する。
- アイビスの火
- 半世紀前に惑星ルビコン3で起きた大災害。
夢の新資源として世界の耳目を集めたコーラルの大半が焼失し、周囲の星系をも巻き込む激甚被害をもたらしたが、実際はコーラルの危険性に気づいたルビコン調査技研の科学者が引き起こした人災だった。これによりルビコンのコーラルの多くは失われたが根絶には至らず(実行者のナガイ教授も応急処置に過ぎないことは理解していた模様)、長い時間をかけ再び自己増殖していた。ルートによってはこの災害を再現することになる。この人災の経緯については各ミッションに散逸したアーカイブでおぼろげに輪郭を掴むことができる。
・コーラルの相変異におる危険性の予測
・第1助手の研究の暴走
・コーラル潮位の上昇に対しナガイ教授が対処
・対処しても焼ききれないのは確定的で第2助手に後を託す
しかしあくまでコーラルの相変異の危険性は「予測」であるため、この火を継ぐかどうかは621に委ねられている。事件以降ルビコンは汚染と寒冷化が進み、大地のほとんどは雪に覆われている。
- アセンブリ
- 機体構成を変更すること、または機体構成そのものを指す。
シリーズの肝と言えるシステムで、アセンと略されることが多い。ミッションに行き詰まったら立ち回りを見直すのも大事だが、機体構成を変えてみたらなんだかよくわからないけどクリアできた…というのはACではよくあること。様々なアセンを試してみよう。
- アリーナ
- 出典:ACPP〜
ランキングに登録されたAC同士が一対一で戦闘する施設。
初代ACで「見世物」として登場した要素が次作のPPでコンテンツとして実装された。邪魔の入らない一対一、リペアキットもなしということで、通常ミッションとは違う後先を考えない前のめりな構成になるため、普段使わない武器を試す場として都合がいい。かつての見世物としてのアリーナの報酬は興行収入から支払われていたが、AC6のアリーナは戦闘シミュレーターのため、報酬がどこから捻出されているかは不明。オールマインドが戦闘データ収集の対価として支払っているのだろうか。今作では現実に戦闘を行わないせいで、非常にのっぴきならない状況でもアリーナ戦を行えてしまう(条件によってはオールマインドが困惑するボイスが聞ける)のが面白い。
- アンテナ頭
- シリーズでは半ば伝統となっている、アンテナのようなデザインの頭部パーツのこと。
銃弾の一発でも受けようものなら簡単にポッキリいきそうなくらい細いデザインのものが多い。たいていの作品で軽くて紙防御で、かわりにカメラ性能やシステム異常耐性といった電子性能が優秀で、その分EN消費量が大きい。今作ではVE-44Bが該当。伝統に漏れずスキャン性能・システム復元性能が全パーツで最も高いが、今作では重量や防御力も高い部類で、「高負荷高性能」といったようなパーツになっている。
- イレギュラー
- 出展:初代~
本来は「不規則」「変則的」を意味する英単語だが、ACの世界においては主に作品の主人公(=プレイヤー)に対する蔑称。今作でもとある場面にて主人公がイレギュラー認定される。
作品にもよるがこの名で呼ばれ始めたが最後、敵対NPCから口汚く罵られたり、自キャラを抹殺するための刺客が放たれたり、嘘ミッションによる誅殺を企てられたりと碌な目に遭わない。個人・組織・企業・ひいては世界そのものの根本を揺るがしかねない不確定要素とみなされた証であり、それまでのプレイで主人公が世界に与えてきた影響の甚大さを物語る表現。現実世界においては動画サイト等で超人的なプレイを見せるAC動画投稿者をそう呼んだりする。この場合は当然ながら称賛・感嘆・羨望等のニュアンスで用いられる。
記憶に新しい例では、本作の発売前に開催された生放送イベントで活躍した"渋谷の花火師"などがいる。
- 衛星砲
- 惑星封鎖機構がルビコン3封鎖のため、衛星軌道に配置している衛星に装備されたレーザー砲。
海越えの舞台となるグリッド086上層区画では対地運用もされており、回避しないと超長距離からの狙撃で大ダメージを受けることになる。
- エクドロモイ
- 惑星封鎖機構が特定目標の排除に使用する、執行機体の一つ。型番はAAS03。
HCとは比べ物にならない高機動を誇る有人機で、ミサイルやプラズマライフルを装備した射撃寄りのPG型と、ブレードとマシンガンを装備した近接寄りのEP型の2機1組で運用され、連携で目標を追い込む。どちらか1機に攻撃を集中して素早く撃破し、連携を崩すのが攻略のコツ。
エクドロモイはギリシャ語で「走り出るもの」を意味し、古代ギリシャの重装歩兵ファランクスの隊列から戦況に応じて離脱し、遊撃を行う軽装歩兵のことを指す。
- エリアオーバー
- 指定された作戦領域を超えてしまうこと。
旧作においては超えた瞬間にミッションならば失敗、アリーナ等の対戦なら敗北扱いになる。シリーズによってはエリアオーバーした瞬間機体が爆発四散する。今作では作戦領域は存在するものの、該当域の近くまで行くと赤い警告ラインが浮かび上がり見えない壁、天井のようになってそれ以上進むことが出来なくなっている。NPCはこのラインに関係なく動ける為、近接攻撃がラインで阻まれてしまったりすることもある。
関連用語 河童、天狗
- エンフォーサー
- 惑星封鎖機構が開発した試作無人兵器。型番はAAP03。
獣のような四足形態から、二足歩行の人型形態(強制執行モード)に変形する可変機構を持つのが大きな特徴。機体はかなり大柄で、人型形態でACの二倍くらいはある。左肩にミサイルを搭載している他、右手にはレーザーキャノンとレーザーブレードの、左手にはパルスガンとパルスシールドの機能を併せ持つ複合兵器を装備している。
エンフォーサー(enforcer)は「(法の)執行者」「用心棒」という意味の英語。
- オーバードレールキャノン
- ワーム砲ことスタンニードルランチャーと共に、アイスワームに対抗する為の切り札。型番かどうかは分からないが、機関部には「ASK-57」の番号が書かれている。
実物はオーネスト・ブルートゥ排除で見ることができるが、砲の口径がACと同じくらいかそれ以上ありかなり巨大。稼働してる様子は(極めて遠目かつ膨大なエネルギーによると思われる発光ぐらいではあるが)アイスワーム撃破で見る事ができる。ACが玩具に見えるサイズのアイスワームに対し、当てることさえ出来れば大ダメージと長時間の機能不全に陥らせる程の威力がある。が、精度に問題があり、使用には基地一つ分の動力が必要、さらにプライマリーシールドは抜けないなど問題だらけだった。前線でAC部隊と共にプライマリーシールドの無効化を行った621と撃破までに行った三射全てを直撃させてみせたラスティの活躍がなければ、アイスワーム討伐は成らなかったのは想像に難くない。
ちなみに最後の射撃時は砲のリミッターを解除して撃っており、アイスワームの重装甲を貫通せしめている。
- 遅かったじゃないか
- 出展:アーマード・コア ラストレイヴン
ACLRの最終局面でとある主要NPCが発する台詞の一部。元台詞は
「遅かったじゃないか…目的は既に果たしたよ…彼女がな… 全ては私のシナリオ通り。残るは憎まれ役の幕引きだ… 私の生きた証を…レイヴンとして生きた証を…最期に残させてくれ!」。
言い回しからわかる通りとてもシリアスで熱いシチュエーションなのだが、戦闘のあっけなさや「遅かったじゃないか」という台詞の抜群の汎用性から一躍ネタとして定着してしまった。前作ACVD発売から10年の沈黙を破りAC6が発表された際に、ネット上にこの言葉があふれかえったのは言うまでもない。現在のAC界隈では待ち望んでいたものに対してこの表現が用いられることが多く、その対象が実際に遅れたか遅れていないかはジョークとして意図的に無視される。
か行 [編集]
- 外装 / フレーム
- ACの頭部・コア・腕部・脚部パーツのこと。
機体のAPや防御力はこれらのパーツが持つ値の合算で決まる。部位ごとにスキャン性能や腕部積載性能などの固有のパラメータがあり、中でも脚部は移動の方式やAC全体の積載量を司るため、どのパーツを選ぶかでアセンの方向性が決まる最も重要なパーツと言える。
- 火星人
- 概ね、AC2から傭兵稼業を始めたプレイヤーを指すスラング。由来は、AC2の舞台が火星のため。
- カタパルト
- 上に乗せた機体を蒸気等で得た動力で高速で射出する装置。
現実世界においては主に離陸する為の滑走距離が短くならざるを得ない艦艇搭載の航空機の発進補助として使われる。ロボットもののフィクションでも同じ理由で使用される場面が散見される。パイロットが機体名なりコールサインなりを言いながら発進していくシーンはリアル志向のロボットでは定番だろう。
アーマードコアではACは輸送機から投下する形で発進することが多く、カタパルトを使用する発進はほぼなかった。ACfaのOPムービーで、パッケージ機のホワイトグリントが実写と見紛うクオリティでカタパルト発進を行ったのが初と思われる。
6においては主に作戦領域内での移動手段の垂直カタパルトとして登場し、上に乗ってジャンプボタンを押すことで機体を上空に打ち上げる。またムービー中限定ながら、最初のミッション「密航」中にグリッド135から汚染市街へ移動するために水平のカタパルトが使用された。このシーンはおそらく前述のホワイトグリント発進シーンのオマージュで、カメラアングル等がよく似ている。
- カタフラクト
- 惑星封鎖機構が運用する特務機体の一つ。「カタクラフト」と間違われやすいが「カタフラクト」が正しい。形式番号はAAS02。
巨大な戦車のような見た目で、高い火力と走行能力を併せ持つ。さらに装甲も分厚く、側面や背面からの攻撃はほとんどダメージにならず、ACS負荷もほとんど与えられないため、一見手出ししようがない盤石の機体に思える…のだが、機体を正面から見ると制御用のMTがあり、そこには何故か何の装甲も施されていない。そのため最も被弾の機会が多いはずの正面からの攻撃に弱いという、戦闘車両として奇天烈極まりない設計になっている。
カタフラクトは「覆われた」「完全に装甲された」を意味するギリシャ語で、ローマ帝国をはじめ世界各地で用いられた重装甲騎兵のこと。完全に装甲されたとは言っていない
- 河童
- 出典:初代〜
水没による領域離脱の俗称。特に初期の頃はちょっと浸かった程度で即座にエリアオーバー扱いとなったため、その不自然さ、理不尽さから「河童に引きずり込まれた」と喩えられたことが由来。同じ領域離脱を指す言葉として上空版の"天狗"があるが、凶悪さや目の当たりにしたときの衝撃はこちらが上。しかしACも河童の脅威に対抗してきているようで、シリーズを追うごとに着水の下限は引き上げられ、とうとう水没してもダメージを負うだけで済む程度に進化するまでになっている。
- ガチタン
- 出典:初代~
由来ははっきりしないが、「ガチガチの重装タンク」の略だと思われる。
タンク脚の大積載量にものを言わせ、高AP、高防御力、大重量のパーツと高火力の武装をこれでもかと詰め込んだアセンブリのこと。機動力を投げ捨てて耐久力と火力でゴリ押しするスタイルのため、初心者でも扱いやすく、攻略に詰まった際のおすすめとしてよく紹介される。今作でも重タンク脚のLG-022T BORNEMISSZAを装備して全身を重めのパーツで固めることでAPは18000を超え、姿勢制御は3000近い数値になり、正面からの殴り合いにめっぽう強い機体を作ることができる。
また、フロムソフトウェアの相談役・前代表取締役の神直利は根っからのガチタン愛好家で有名。
- 企業
- 利潤を得ることを目的として、生産や販売、サービスなどの事業を行う組織。
作中企業も概ね現実における企業と同じ意味と考えていいが、登場するほぼ全てが軍需企業で、また自前の軍事組織を持ち、日々利益追求に邁進している。またACシリーズでは大抵何らかの形で国家が崩壊、もしくは意味を喪失しているため、国家間紛争は企業同士のそれに取って代わられている。
今作においてもアイビスの火で惑星そのものが大打撃を受けた影響か、国家と呼べるような組織体は登場しない。ルビコンでは大別してベイラムとアーキバスという2社の星外企業がコーラルを巡って争っている。ルビコン在来企業も存在するが、コーラルを巡る争いの中での存在感は薄め。作中に登場するACパーツはほとんどが企業製であり、企業に所属するACパイロットは原則的に自社および系列企業の製品で組まれたACに搭乗する。稀に他社製パーツを用いる者もいるが、それは実力によって認めさせたもの。
- 企業戦士
- 一般的には自身が所属する企業に忠誠を誓い粉骨砕身する社員のことだが、ACシリーズにおいては特定企業のパーツで統一されたコンセプトACのことを指す。ACシリーズの企業は各々が特定の方向に特化した設計思想を持つ傾向があり、パーツを統一すると極端に尖った性能になることが多い。その最たるものがAC4に登場した企業アクアビット社製統一AC、通称アクアビットマンで、異様に高いPA整波性能と引き換えにした最悪の燃費と機動性、そして素敵性能の高い外見からネタアセンとして愛されることになった。
今作でも機動力にすべてを賭けたシュナイダーマン、社是である樹大枝細を体現した大豊娘娘大豊マンなど、企業の魂を乗せたアセンが戦場を駆け巡っている。
- キック
- 蹴り。正式名称ブーストキック。OS強化によって解放される。
シンプルに蹴るだけの動作だが、脚部によって挙動や性能が異なる。初出はACVで、ブーストチャージという名称。その頃は強烈な破壊力と劣悪な命中率を持ったアクションだった。
本作の「ターゲットアシスト」を使えば、敵ACはもちろん小さくて狙いにくい小型MTや飛んでいるヘリなども簡単に蹴れる。
過去作のような威力はなくなったが、スタッガーへのあと一押しや追撃、ザコ処理でリロード入った武装のつなぎ等、色々な場面で使えるのでうまく使っていこう。
ACV、ACVDでは正式な攻撃手段として認識されていたのか、タンク脚部にはパイルバンカーや丸ノコを搭載したゲテモノまであった。
- 強化人間
- 出典:初代~
人体を外科的な手段で強化し、常人より高いAC操縦能力を得た人間のこと。
初代においては、ゲームが苦手で修理費や弾薬費がかさみ赤字を積み重ねるプレイヤーへの救済策だった。負債が一定額を超えると、手術台のライトを見上げるような視点のムービーが始まり、2人の医者が借金のカタに強化手術の実験台にされる主人公を憐れむ内容のセリフが流れるショッキングなものだった。強化されると通常のプレイでは得られない各種恩恵が受けられるが、代わりにキャラクター名が「強化人間○○○号」に強制変更された。その後のシリーズでも、強化人間になることは大きなリターンとそれを上回るリスクがある危険な行為として描写され、作中人物が強化によって人格破綻や廃人化したケースは枚挙に暇がない。
そのためAC6の主人公が強化人間である旨が明かされた際は、同時に公開された生春巻きのビジュアルも相まって過去作プレイヤーほど衝撃を受けた。本作の強化人間施術はコーラル物質を利用した知覚拡張技術で、ルビコン調査技研のある科学者がコーラルに憑りつかれた結果の産物であり、人道に反するとして当初から危険視されていたが、アイビスの火によるコーラル喪失もあって代替技術が発展し、施術の成功率や副作用のリスクも改善。第7世代からはコーラルに全く頼らなくなり、作中時点では第10世代までの強化人間が存在している。世代ごとの性能格差は不明だが、第4世代の主人公が時代遅れ扱いされる場面が多いことや、新世代技術が登場する度に施術を受け直している人物もいることから、強化幅が大きくなっている可能性はある。しかし本作では、主人公が旧世代型の強化人間である(=コーラル技術を使用している)ことが、ストーリー上大きな意味を持つことになる。
- 強襲艦
- 惑星封鎖機構がルビコン3で運用する主力艦。型番はAS07。
艦首にはレーザー砲が複数装備され、艦底には多数のミサイルランチャーを装備。強力な対地攻撃を行うほか、艦載機のLC、HC、無人機を展開し地上を制圧する。360度全方向に攻撃できる設計で隙がないように見えるが、上部の艦橋のAPを0にするだけで墜とせる。対地攻撃を重視しているためか艦上の攻撃兵装は機銃程度しかないので、さっさと飛び乗って仕留めてしまうのが吉。
- 来るんじゃなかった…こんな惑星…
- 出典:アーマードコア6 ファイアーズ・オブ・ルビコン
3週目終盤のミッション「失踪」に登場する、「アーキバス MT部隊 隊員」の断末魔。惑星は「ほし」と読む。そのまんまの意味なのだが、苦労を重ね3周目まで辿り着いたプレイヤーならしみじみ納得する発言。心底からの後悔がにじみ出た名演もあいまって、今作の名言の一つに挙げるプレイヤーもいる。
類語:「ここは…地獄か…!?」「訳も分からず死んでたまるか…!」(前者は同ミッション内の別の隊員の台詞、後者は同じ隊員の台詞)
- 軽~
- パーツの分類のひとつ。主に後ろに脚部の分類が続き、該当パーツを使用した軽量級機体、あるいは脚部そのものを指す。軽二=軽量二脚、軽逆=軽量逆関節といった具合。一部他のカテゴリのパーツに使用されることも。他にもパーツの重量によって中~、重~といった呼び方がある。
過去作にはタンクの分類として軽タン(軽量タンク)という呼び方も存在したが、今作においては該当するパーツがひとつしかなく、専ら車椅子と呼ばれているため見る機会は少ない。
- ゲロビ
- ゲロビームの略で、長時間照射するレーザーやビーム類を指す俗称。
今作では一部ボスが使う大口径レーザー攻撃や、「IB-C03W1: WLT 011」や「IB-C03W2: WLT 101」のチャージ攻撃等を指すことが多い。
- コーラル
- 惑星ルビコン3から湧出しているエネルギーの通称。高いエネルギー効率を持ち、汎用性が非常に高い。
・エンジン燃料
・指向性を利用した防壁
・群知能にEN干渉することによる兵器転用
・パルス照射による知覚の増加
・コーラルを用いた脳手術による人間の兵器化
・摂取することで酒や麻薬のような向精神効果
・ミールワームの育成促進
これだけの利便性を持ちながら特定環境下で爆発的に自己増殖する特性を持ち、実際に作中でコーラル技術を用いた兵器が半世紀以上無補給で稼働している。まさに夢のような物質が発見されてしまったことから、惑星ルビコン3は当然のごとく宇宙規模での争奪戦の舞台になった。当初は地中から絶えず湧き出ていたコーラルは、「アイビスの火」事件以降8割以上が不活性化した。惑星封鎖機構により惑星ルビコン3及びルビコン宙域が封鎖されるなか、残ったコーラルを巡り企業同士の争いは激化の一途をたどる。AC6はまさにその激化の渦中が舞台になっている。
- コーラル属性
- 実弾・EN・爆発属性に次ぐ4番目の属性。以下の特徴を持つ。
- 対応する防御属性がないため、常に額面通りのダメージが出る
- ただしOSチューニングの被ダメージ15%軽減は適用される
- 対応する属性強化手段がない
- ただし近接攻撃扱いのものには腕パーツの近接武器適性が乗る
- 衝撃値と残留衝撃値に差がない
- ごす
- 本作の登場人物、ハンドラー・ウォルターのこと。犬に関連する渾名をつけられることが多い621の飼い主に相当することから、ご主人→ごすずん→ごす と派生。本wikiで使用されていることはあまりない。
さ行 [編集]
- 再教育センター
- ミッションヴェスパー7排除で入手できる情報ログに記された、アーキバスの闇を感じる施設。
捕虜としたルビコニアンや敵性企業の構成員を収容する施設で、ルビコンには仮設支部の建設が進められている模様。中で何が行われるのかははっきり記されていないが、再教育という言葉から、捕虜をアーキバスへ従順な人間にするための矯正施設だと思われる。ここでの再教育が有効ではなくかつ一定の戦闘技能がある人間は、「ファクトリー」と呼ばれる名前からして嫌な予感しかしない施設に送り込まれる模様。
- サテライト
- AC戦闘の機動の一種。
標的の周囲を衛星のようにぐるぐると回り距離を調整・維持するのを基本とする。ACは切り返しの機動が優秀なため、静止した状態からの回避行動よりも一定方向に移動しFCSの予測射撃の逆側へと切り返す方が回避として成立しやすい。過去作では相手に旋回行動を強いることで場合によっては死角へと回りきることもできたが、今作のターゲットアシストは非常に強力に追尾するので、サテライト機動のみでロックを切ることは原則不可能。
- 皿頭
- アンテナ頭と同じくシリーズでは伝統の、文字通り皿のように平たい形状をした頭部パーツを指す。
そもそもが初代ACシリーズに登場した皿頭の名称が「HD-08-DISH」なので身も蓋もない。コアパーツとの組み合わせによっては頭部がないように見えることも。装備負荷がかなり軽い代わりに全体的な性能(特に電子性能)が低い傾向にある。頭部パーツ固有のパラメータは作品によってはかなり重要なウェイトを占めていたりするので、本当に採用すべきかはよく考える必要がある。
今作では「DF-HD-08 TIAN-QIANG」が該当する。
- 産廃
- 産業廃棄物の略。
転じて、どう工夫しても使いようのないパーツを指すスラング。AC以外のクラスタでも、このスラングを見かけた方はきっといるだろう。昨今のゲームにおいてアップデートは茶飯事ではあるが、プレイステーション2まで、ネット経由でのアプデは厳しく、産廃には陽の光が当たる余地は無かった。
産廃はどうあがいても産廃。そんな時代が、確かにあったのだ。
- シースパイダー
- IA-13: SEA SPIDER
技研の遺したC兵器のひとつで、作中で初めて登場するC兵器でもある。名前をそのまま直訳して「海蜘蛛」と呼ばれることも(蜘蛛と言いつつ脚は6本だが)。
ミッション「海越え」のボスとして立ちはだかる。バルテウスに続き多くの621を葬った難敵で、発売後初のアップデートではバルテウス共々弱体化の対象になった。兵装の全てが防御力を無視するコーラル属性で、どの攻撃もまともに喰らうとかなり痛い。マシンガン、ミサイル、キャノン砲を乱射しながら、時折脚の先端のブレードによる強力な叩きつけを行う。独特なフォルムと禍々しい赤色のエフェクトに塗れておりこれだけでも十分イロモノ感満載だが、ある程度APを減らすとなんと飛行形態に移行する。こんなものを飛ばして喜ぶか、変態どもが!この状態では本体下部にある大口径のビーム砲を使用するようになる。爆風もあり地面にいると回避は難しいので、こちらも飛び上がろう。イロモノ感はさらに強いが、相手と同程度以上の高度に上がるか、うまく乗っかってしまえばほとんどの攻撃が届かなくなるため、飛行形態の方が楽という意見も多い。
ちなみに飛行形態の本体部分が松ぼっくりに見えることから「ルビコニアンデスボックリ」とも呼ばれている。
- 渋谷の花火師
- AC6発売直前イベントに現れた、一人の凄腕レイヴンのこと。
長いので格納
発売を1週間後に控えた2023年8月18日(金)、PlayStation Japan公式YouTubeチャンネル番組「PLAY! PLAY! PLAY!」にて本作の生配信番組が行われた。番組内で初公開されたミッション「大型ミサイル発射支援」を来場者にプレイしてもらい、クリアできたら来場者全員にオリジナルTシャツをプレゼント…というチャレンジ企画での出来事だった。
抽選に選ばれたのはNo.36の来場者。渋谷からやってきたと言う彼はゲーム内では「Fire Works(花火)」の名前でプレイしており、シリーズは全作プレイしていると語った。彼の腕前に期待が高まる中、初めてアセンブリ画面が公開され、ミッション前に自由にアセンを組んでよい旨が伝えられる。
だがそこは鬼畜と名高いフロム・ソフトウェアのこと、制限時間はなんと1分。初ミッション、初アセン、たった1分の制限時間。さらには4万人以上が視聴する生配信中のプレイ、そしてオリジナルTシャツプレゼント。どれほどの重圧か想像に難くない。そんな状況で彼は与えられた僅かな情報から継戦能力を鑑みてガトリングとミサイルを装備し、耐久重視のフレームを選び、近距離戦闘とミサイルロックに長けたFCSまで選択し、なんと1分以内にアセンを完成させた。そして5分間の防衛ミッションが始まった。
全作をプレイしているという言葉は伊達ではなく、ミッション開始時に背後を確認する、MT投下前の輸送ヘリを先んじて撃墜するなどの経験者らしい判断を随所で見せ、司会者たちも予想外の出来事に驚く中(借り物の翼ですか、これぇ!?)、残り時間1分、両手のガトリングの弾も尽きかける中、ついに巨大戦艦が現れた。ガトリングを連射して戦艦へ突撃するが、たどり着いたと同時に弾が尽きてしまう。誰もが万事休すと思った矢先、機体が弾切れのガトリングをオートパージ。彼は両手の空いたACで戦艦に近づいて艦橋に殴り掛かり、そして沈めた。残敵も拳とミサイルで処理して見事にミサイル1基を防衛し、ミッションをクリアした。ミサイルが目標に命中し爆炎を上げるのを見たエアが言う。「レイヴン」「奇麗な花火ですね」。
初操作と思えない高度なプレイングとあまりにも出来すぎなエアのセリフに、ライブ配信者の視聴者は熱狂。配信後もSNSを通じて彼の活躍が拡散された。そして誰ともなく、彼のことを敬意を込めて渋谷の花火師と呼ぶようになった。
- ジャガーノート
- ルビコン解放戦線の保有する重装機動砲台。型番はHA-T-102。
ミッション「壁越え」のボスとして立ちはだかる。壁上にいてミッション開始直後からグレネード砲で狙撃してくるが、異様に精度がよく爆風もあるため半端な避け方では当たってしまうだろう。壁上に着いてからも、正面を覆う分厚い装甲は攻撃が通らず、グレネードや機関砲、ミサイルといった豊富な武装や高速の突進攻撃でプレイヤーを苦しめる。しかし正面以外への攻撃手段に乏しく、上を飛び越えて背後に回ってしまえば装甲もなく意外と脆い。前半戦では僚機が囮になってくれるので上手く利用しよう。後半は僚機がいなくなる+突進時に後方に地雷を散布するため後ろに回り込みにくくなるので、空中から機体上面を狙うのが効果的。
ちなみにその後のミッション戦闘ログ回収で、ジャガーノートの残骸が別の場所に放置されていることから、一点ものというわけではなくルビコン解放戦線で複数機が運用されていた模様。
- 修正が必要だ
- 出典:初代アーマード・コアシリーズ マスター・オブ・アリーナ
人類間の闘争を適切なパワーバランスで管理している勢力から主人公が脅威と認識されてのセリフ。今作でもオマージュが見られ、とある資料にて登場人物が排除対象に選ばれて「修正が必要だ」と評されている。
- 状態異常
- 現状実装されている状態異常は3種。耐性は頭部パーツのシステム復元性能に依る。
- カメラ妨害
MA-T223 KYORIKUで引き起こされる異常。ロックオン距離が短くなる。
機体自体にこの異常をかける武器は存在せず地形効果に近い。
- 強制放電
電撃が発生する武器で引き起こされる状態異常。スタン◯◯というカテゴリのパーツが該当。攻撃が当たるごとに異常値が蓄積し、ゲージが最大になると効果が発動、一定ダメージを受ける。ダークソウルやエルデンリング経験者には「出血」に近いと言えば分かりやすいか。意識しなくともスタンニードルランチャーを愛用していれば自然と恩恵に与っている。ACの武器以外だとこの異常値が蓄積する地形を作る汎用兵器が存在する。
- ACS障害
熱系統による異常。火炎放射器による攻撃やナパーム弾で燃えた地形に近づくなどすると異常値が蓄積、ゲージ最大で発症。スタッガー状態になりやすくなる。そのため追撃が危険なのだが、よりにもよってヘリアンサス型破砕機が火炎放射器を所持している。突撃を回避したところに火炎放射と避けにくいミサイルを浴びせてスタッガーさせ、再度突撃し轢き潰すというとても合理的な戦法からは学ぶところが多い。
- 蕉門十哲
- しょうもんじってつ。
松尾芭蕉が抱えた弟子の中で、とりわけ優秀だった高弟10人を呼んだ表現。
言わずもがなBAWS製フレームは芭蕉その人の名を冠しているが、武器やインナーパーツには十哲らの名が用いられている。
一般に蕉門十哲と評される10人
宝井其角(たからい きかく)AB-J-137 KIKAKU
其角は医者の長子として教養教育を受け文芸に傾倒し、蕉門第一の門弟となる。一方、 放蕩や反体制的行動で人目を引いた。芭蕉へのライバル感情も強く、芭蕉が「蛙飛び込む水の音」の上五句を其角に相談すると、即座に「山吹や」と付けたという。旅行の最中に師の危篤を知り、江戸門弟の中では唯一、臨終に立ち会えた。
服部嵐雪(はっとり らんせつ)MA-J-200 RANSETSU-RF、MA-J-201 RANSETSU-AR
嵐雪は武士出身で、蕉門最古参の一人。穏健な俳風で、江戸俳壇を其角と二分した。芭蕉の奥州行脚に送別吟を贈らないなど師弟間の軋轢はあったが、師の訃報を聞くとその日のうちに一門を参集して追悼句会を開いたという。
向井去来(むかい きょらい)MA-T-222 KYORAI
去来は当代随一の医学者の子。其角との縁で蕉門に入る。篤実な人柄で師説を遵守し、西日本の蕉門を束ねた。著書『去来抄』は芭蕉研究の最高の書として名高い。
内藤丈草(ないとう じょうそう)AG-J-098 JOSO
貧乏武士の生まれである丈草は縁者を立て続けに失い、武士を捨てて遁世。のちに去来経由で入門した。芭蕉の死後は自らの死までの10年間をひたすら追善に捧げた。
森川許六(もりかわ きょりく)MA-T223 KYORIKU
許六は芭蕉晩年の門人で、指導を受けたのは10ヶ月に満たなかった。「許六」の号は六芸に通じた多芸の才人として師から授けられた。絵に関しては芭蕉が彼を師と仰いだという。
杉山杉風(すぎやま さんぷう)MA-E-211 SAMPU
芭蕉庵の殆どは杉風の出資か、杉風の持ち家を改築したものであったという。師風への忠実さで知られ、師の死後、蕉門の高弟であった嵐雪一派とは主導権をかけて対立した。
各務支考(かがみ しこう)
十哲で唯一、支考のみACパーツへの引用がなされていない。
立花北枝(たちばな ほくし)AG-T-005 HOKUSHI
北枝は刀研ぎを生業としていたが、『奥の細道』道中の芭蕉に入門し、途中まで旅路を共にした。別れた後、二度と出会うことはなかった。
志太野坡(しだ やば)AG-E-013 YABA
野坡は「軽み」の俳風では蕉門随一の人で、才能豊かな蕉門の若手であった。晩年の芭蕉は彼に期待するところ大であったという。
越智越人(おち えつじん)MA-E-210 ETSUJIN
越人は理知的・古典的傾向を持ち、初期蕉風を尊重したとされる。芭蕉の句には、酒に酔って馬の背で居眠りする彼を案ずるものが残されている。
- スタッガー
- 本作の戦闘システムの1つ。作中ではACS負荷限界とも称される。
機体に強い衝撃が与えられると姿勢が崩れ、限界を超えると完全に動けなくなる。いわゆるダウンやスタン状態で、同社開発のSEKIROの体幹システムに近い。
スタッガーへの理解度は攻略難易度に大きく影響する。発生中の相手は被ダメージが増加するため、集中砲火を浴びせる絶好のチャンスになる。敵HPの上にあるACSゲージの長さや色をよく見て、スタッガーが発生する前には武器のマガジン弾数を確認し、近接武器を当てられるように接近用のENゲージ確保を意識するなど、スタッガーを活用できる立ち回りを心がけよう。攻撃が当たるとスタッガーゲージが溜まるものの、1秒前後攻撃が命中していないと急にゲージが一定量減少する。これは攻撃を定期的に当てることで急回復を妨害したり、衝撃残留の高い武器を選び急回復される量を減らしたりすることで対策できる。プレイヤーがスタッガー状態になれば短時間とはいえ回避も反撃もできずに攻撃され、ACが相手ならば積極的に追撃を仕掛けられてしまう。パルスアーマーの活用(パルスアーマーの起動中はスタッガーゲージにダメージが入らない)、ENゲージの枯渇した隙をシールドでカバーするなどの対策が被ダメージの減少に繋がる。
なお、スタッガー(stagger)は「よろめかせる」という意味の自他動詞/名詞の原型であり、スタグやスタッグという言葉にerがついているわけではない。
- 素敵性能
- 出典:AC4シリーズ・インターネットスラング
AC4シリーズにおける、レーダーやFCSに設定されているパラメータ「索敵性能」がタイプミスによって「素敵性能」になったことが由来とされている。パーツの見た目の派手さや格好良さを表すスラングとして使われた。特にAC4シリーズは特徴的なデザインのACが多く、それに輪をかけてスタビライザーと呼ばれる重心を調整するパーツもあり、バランスそっちのけでドレスアップとして装備されることもままあった。ある意味、必然的に生まれた言葉だったのかもしれない。
ちなみに、フロムゲーではデザインが格好いい装備や技ほど、性能等の実用性がイマイチになりがちなジンクスがあったりする。
関連用語:その時キミは美しい
- ストライダー
- ルビコン解放戦線が保有する巨大兵器。型番はEB-0309。
コーラル資源を効率的に採取・運搬する移動式拠点だったが、企業に対抗するためにRaDの手を借り、大型レーザー砲台「アイボール」を始めとした多数の兵器を増設し武装した。面影として前面に巨大な回転掘削機がついている(これ自体も兵器転用できそうだが)。付け焼き刃のようにも見えるが、これでも企業が621に撃破依頼を出す程度には邪魔な存在らしい。また胴体は3節に分かれており分離が可能で、非常時にはトカゲの尻尾切りのように逃げることもできる。元々単なる採掘艦だったものを無理矢理兵器化しているため、脚を一つ破壊するだけで転倒したり、レーザー砲台を保護するシールドを生成しているサブジェネレータが露出しており外部から容易に破壊できたり、レーザー砲台はメインジェネレーターに直結して動力源としているため、破壊すると艦全体にエネルギーの暴走が伝播するなど、ウォルターが言うところの「破綻した設計」が随所にみられる。サイズだけで言うなら作中に出てくる兵器の中ではぶっちぎりでデカく、全高が高すぎて脚を破壊しなければ並みのACでは上部構造にたどり着けない。なお、都合良く装甲が剥がれた脚は一本だけである。チャンスを逃すとウォルターも「もう上に登る手段はない」と諦めミッション失敗となる。なお別ミッションでは脚が健在にも関わらず飛行能力がないはずのC兵器に甲板まで登られボコボコにされている。
余談だがこの直前のミッションにて「これ以上ストライダーの同志を待たせるわけにはいかん」と言及されていた物資をヘリごと621が破壊している。
またゲームを進めると護衛ミッションも受注できるが、ミッション開始と同時にC兵器に襲撃されており結局轟沈してしまう等、作中ではやたら不憫な扱いが目立つ。
過去作「ACfA」には同様のサイズ感を持つ兵器「アームズ・フォート」が存在したためこれを想起したリンクスも多いのではないだろうか。
- スマートクリーナー
- 「グリッド086侵入」のラストで初登場する、RaD所有の大型無人兵器。
両アームの巨大な粉砕機と堅牢な装甲が特徴で、背部の溶鉱炉からは熔鉄らしき塊を吐き出し、ときには突進して敵を排除する。弱点は正面と溶鉱炉開口部の光っている箇所のみで、スタッガー時もここを狙う必要がある。それ以外の部位に攻撃しても微々たるダメージしか与えられず、初見では弾薬切れや破砕機・排出に巻き込まれやられた621も少なくないだろう。元々が作業用重機な為、突進時以外の足回りが鈍重な上、攻撃の届かない上空(≒4脚でのホバリング等)から弱点を狙われるとほぼ一方的にやられてしまう。
発売前に大阪は梅田で開催された試遊会では容赦なく挑戦者を掃除するさまから「(ルビコニアン)デスルンバ」のあだ名がついた。初見どころか本作初プレイでこれを破壊したレイヴンもいるというのだから恐ろしい話である。
- その時キミは美しい
- 出典:「アーマード・コア3 オフィシャルガイド(ソフトバンク)」より
上記の著書におけるアセンブル例「Narcissis-T」の解説文が生んだ伝説のスラング(?)。
実用性よりも見た目や「映え」を重視したアセンブルがあってもいい。そういった機体を構築することだって、れっきとしたACの醍醐味である。自分のお気に入りのデザインのパーツ、カラーリング、エンブレム、マーキングで固めて、自身が思い描く理想の攻撃パターンで、相手にトドメを刺そう。
AC6特有の強敵撃破時のスローモーション演出からの爆発をバックに佇めば
「その時キミは美しい」
関連用語:素敵性能
た行 [編集]
- ダブルトリガー
- 出典:アーマードコア3~
両腕に飛び道具を装備し、格闘戦を行わない前提の戦略を取るアセンブル、あるいはテクニック。さらに略してW鳥とも。
長らくファン間の非公式な呼び方だったが、AC6のトレーニング内のtipsで公式化された。リスキーな肉弾戦を避け、安定した瞬間火力を確保でき、武器にバリエーションを持たせられるなどのメリットがある。近年ではハンガーを活用することで肩武器1枠を犠牲にダブルトリガーと近接攻撃を両立することもでき、アセンの幅はさらに広がった。
初代ACでは左腕にはブレード、AC2からは加えてシールドのみが装備可能だったが、AC3で左手用の投擲銃が登場したことでこの構成が可能に。AC3サイレントラインでは、多数の左手用銃器が追加され(玉石混淆で実用品はごく少なかった)、W鳥全盛期の幕開けとなった。
- 騙して悪いが
- 出典:アーマードコア2 アナザーエイジ
出典作品に登場するレイヴン「ランバージャック」の名台詞。
通しのセリフは、「よく来てくれた 残念だが、目標などはじめからいない だまして悪いが仕事なんでな 死んでもらおう」というもの。偽の依頼で誘き寄せたことをカミングアウトし、こちらを仕留めにかかる。
これ以前(初代)から偽依頼のミッション自体は存在していたが、状況と狙いがごく簡潔に表された優れたフレーズだったためか、騙し討ち全般を指す代名詞として定着している。依頼人の身元が不明瞭、内容に対して不自然に高い報酬額、報酬が全額前払いといった依頼はこれに該当するケースが多いので、カモにされないようよくよく吟味しよう。
歴戦の傭兵の中にはそれ系の依頼と見抜いた上で嬉々として受け、壊滅させる事を目的とする変態上級者もいるとか。
- 地球人
- PS1時代のACシリーズから傭兵稼業を始めたプレイヤーを指すスラング。由来は当該シリーズの舞台が地球であるためだが、AC2が火星を舞台にしていたことへの対比としての側面が大きい。
関連用語:火星人、地底人
- 地底人
- PS2時代のAC3シリーズまたはACNXシリーズから傭兵稼業を始めたプレイヤーを指すスラング。由来は、AC3の舞台が地下都市レイヤードであるため。
余談だが同社作品「ブラッドボーン」においても地底人というスラングが存在する。ネット上で見かけた場合は文脈で判断しよう。
関連用語:地球人、火星人
- チャージ
- 一部武器に採用されているシステム。
何かしらの機構を作動させたりエネルギーを溜めたりする事で通常よりも強力な攻撃を行う事が可能になる。溜め中はその武器では攻撃できず攻撃時に構えをとったりするために(脚部によっては硬直だけは無効にできるが)他の武器の同時使用に不都合が生じる場合もあり単に溜めればいいという訳ではない。
今作のリロードはマガジン交換したり、オーバーヒート中は機構が展開して冷却モード的な状態になったりと芸が細かいが、チャージも例外ではなく溜め完了とともに内部機構が展開したり、通常とは別物に変形したりとロマンに溢れている。
関連用語:素敵性能
- 天狗
- 出典:初代〜
「上空エリアオーバー」により任務が失敗したり、機体が不可解な挙動を示したりする現象。某AAに擬えて「天狗の仕業」、「天狗に攫われた」と言い表したことが由来。作戦領域によっては高度制限が厳しいマップもあるので、うっかり高跳びして攫われてしまわないように気をつけよう。なお、同様のエリアオーバーがらみの現象として水没による離脱を指す"河童"、水平方向の離脱を指す"ぬりかべ"が挙げられる。
今作では作戦領域外に近づくと警告は出るが、それ以上は見えない壁に阻まれ越えることができない。また水没するほどの深さの水場は存在せず、奈落への落下も(一定ダメージは受けるものの)所定の位置に戻されるようになったため、少なくとも領域外離脱によるミッション失敗というケースはなくなった。ゲーム的には親切ではあるが、長らく親しまれてきた妖怪と出会えないというのは寂しいものである
一応敵を奈落に突き落とすと残APにかかわらず撃破扱いとなるため、敵にだけは天狗が見えているようである。
- トイボックス
- シンダー・カーラ謹製のRaD製重MT。球形の待機形態からダンゴムシのように戦闘形態に展開。その内側に格納している内蔵兵器はかなりの火力を有する。一方で区分は重MTとなってはいるが耐久力の方はそれほどでもない。ミッションによっては球状の状態で待ち構えておりいきなり展開してぶっ放してくる。おもちゃ箱というよりはびっくり箱である。
余談だがこの名称からカーラが情報ログで語られる画稿のとある人物との関連を疑わせるものになっている。
さらに余談だが発売前のトレイラーで登場した際に、その奇抜な攻撃方法(腹部と思しき場所から銃撃を放つ)から一部で「腹筋爆発太郎」などと呼ばれていた。
- 独立傭兵
- 企業など特定の団体に所属していない、フリーランスの傭兵を指す言葉。
621の他、スッラ、ノーザーク等が当てはまる。
企業付きのAC乗りより格下の扱いなのか「独立傭兵がここまでやるのか!」とかなり侮った発言が多い。
アリーナランク圏内でも独立傭兵の影は薄く、621を含めて30名中6名。つまり大半はランク圏外でインビンシブル・ラミー以下の扱いである(ラミー自身番犬としてはそれなりとの評価だったのでエアの淡々とした「最下位」から感じる印象よりは実は有能なのだろう)。
序盤の621は企業付きのAC乗りからも軽く見られており、共同作戦の際には特定の所属がないことを揶揄してか「野良犬野郎」とまで呼ばれている。621は立派な猟犬なのだが
- ドーザー
- AC6におけるごろつきやならず者の総称。スペルは重機のDozerではなく「Doser」。
doseの本来の意味は「(薬等の)用法、用量、服用量」であり、そこに接尾辞を付け、更にスラング化させる事で「薬物中毒者」の意味を持たせていると思われる。この名で呼ばれる者達の中にはコーラル中毒にあてられている者が散見されることからも辻褄は合う。彼らは総じて粗野粗暴だが、RaDのような一大勢力を築く者もおり、真っ当かは怪しいながら事業を展開している者もいる。仲間内の絆は深いものの、外部の人間をvisitorと呼び分ける排他的な部分もある。
- ドッスン
- 出典:初代〜
大きな足音を表すオノマトペ。ACシリーズではエネルギーが切れた状態で着地することを指す。硬直して大きな隙を晒すので、エネルギー管理には気を配る必要がある。
なお、本作においてはブーストをオンにしておけば自動でドッスンを回避できるため、垂直上昇時の着地程度でしかお目にかかれなくなった。
- とっつき
- パイルバンカーの俗称。
AC3シリーズにおいてパイルバンカーが「射突(しゃとつ)型ブレード」と表記されていたのを、ネット掲示板上で誰かが「とっつき」と誤読したことに端を発する。
シリーズを通して攻撃力は一撃必殺級だが、一切ホーミングせず判定も極小、また近接武器にもかかわらず使用回数が限られるなどピーキーな性能をしている。扱いには相当な熟練を要するが、一部の動きの遅い巨大兵器などには簡単に当てられるため、それらへの特効武器としての側面も持つ。
今作ではPB-033M ASHMEADが該当。使用回数に制限がなくなり、通常攻撃はある程度ホーミングするため普通のブレード感覚で振れるようになったほか、チャージ攻撃もターゲットアシスト機能で当てやすくなっている(その分威力は過去作よりもマイルド)。詳細は個別ページに譲るが、今作にはチャージパイルを叩き込むためのセットプレーが無数に存在する。スタッガーを起こしてチャンスを作るゲームシステムと相性がよく、ロマン武器ではなく完全に実用品。
- トップアタック
- AC戦闘の戦術の一つ。
相手のトップ(頭)からアタック(攻撃)する、つまり上空を取りながら攻撃すること。
攻撃側は視界に地形と敵を収められるが、地上側は敵と地形を同時に視界に収めるのが難しいため、操作負荷をかけることができる。また、相手からすると距離を取る方向に地面があるため逃げづらく、射程内に敵を収め続けやすくなるという側面もある。一方で遮蔽を失うため地形・敵人数によっては防御面の有利を手放している状態でもある。
なお擬似的に相手に壁を背負わせる構図でもあるため爆発範囲を持つ兵器は爆風部分で敵を捕まえやすくなり相性が良い。
な行 [編集]
- 内装 / インナー
- ブースター・FCS・ジェネレータ・コア拡張機能のこと。
コア拡張機能は厳密には別のカテゴリ(どちらかというと武器カテゴリに近い)だが、当Wikiでは便宜上内装としている。特にジェネレータは他パーツの消費EN量との兼ね合いや足回りの動かしやすさに深く関わるため重要とされる。
- ナニカサレタヨウダ
- 出典:アーマードコア・ネクサス(初代アーマード・コアシリーズリメイクミッション)
意思に反して強化人間にされてしまった人が己の身を顧みる際に用いられる表現。
アーマードコア・ネクサスのリメイクミッション「輸送列車強襲」にて、依頼人が作戦前ブリーフィングで発言したセリフ「私は…何かされたようだ…」「人間でなくなってしまった…」が由来。カタカナ表記なのはまるでカタコトのように聞こえるからなど諸説ある。初代ACにてすでに会話機能すら怪しい強化人間が登場していたが、それがより非人道的であることが克明になった。以降、企業のモルモット扱いになることを「ナニカサレタ」と称するミームが発生した。なお、依頼内容は襲撃自体は彼自身と同じような被害者をこれ以上生まないためのもので、最終的には自身の破壊を望み主人公に襲いかかってくる。
本作AC6でも過去作のご多聞に漏れず「何かされた」人物と対峙することとなる。
- 生春巻き
- 本作の主人公、C4-621のプレイヤーからの愛称のひとつ。
発売前のストーリートレーラーで、主人公はハンドラー・ウォルターによって目覚めさせられ、仕事を与えられる。しかしその外見が半透明のラップ状のシートでぐるぐる巻きにされ、留置針とチューブまみれの人型らしき何かだったため、誰ともなく類似の料理の名で呼ぶようになった。
こんな有様だが、シリーズでも極めて稀な全身が映された主人公になる。
- ネスト
- CHAPTER2最終ミッション「海越え」のクリアで開放される機能で、ネット上の他プレイヤーと対戦できるオンライン要素。
単語の元ネタは初代ACに登場する傭兵支援組織「レイヴンズネスト」だろう。プレイヤーを始めとする傭兵を支援する、今作におけるオールマインドにあたる組織で、同時にレイヴン同士のACバトルをショーとして行う「アリーナ」の主催でもある。
今作のオンライン対戦がネストと呼ばれるのはこのアリーナをセルフオマージュしたものと思われる。
- 熱
- 出典:AC2~ACラストレイヴン
AC2からACラストレイヴンまで存在していたシステム。特定の武器の被弾や超高温環境の滞在、コア機能のオーバードブーストの使用、実弾型のイクシードオービット展開、ネクサスシリーズではブーストの使用によって蓄積していく。一定の温度を超えると、主にスリップダメージ、シリーズによってはEN減衰といったペナルティが課せられる。機体を冷却するためにラジエータというパーツカテゴリが存在しており、ナンバリングによって蔑ろにされたり、逆にパーツ選択に異様にナーバスになったりしていた。
熱の概念はAC4以降廃止されたが、今作では2種類の形で復活した。
- 武器のリロードタイプ
EN系の武器に多く、射撃時に武器そのものに負荷が蓄積され、限界まで溜まるとオーバーヒートし、一定時間射撃できなくなる。従来の熱に近いシステム。
- ACS障害
火炎放射器やナパーム弾などの攻撃を被弾する、あるいは機体が炎上している地形に触れるなどすると「ACS ANOMALY」ゲージが蓄積されていき、限界まで溜まるとスタッガーになりやすくなる状態異常。
- ネペンテス
- 惑星封鎖機構の複合エネルギー砲台。型番はAB08。
ウォッチポイント・アルファの大深度地下施設内部縦穴の底部に配備されており、縦穴を降りようとすると巨大な6本のエネルギー砲台から強力なレーザーを連射して迎撃してくる。レーザーをやり過ごしながらある程度降りると、レーザー発射後に多数のプラズマミサイル追加発射されるようになる。砲が完全に上方に向いているため、懐に入り込まれるとプラズマミサイル以外の攻撃手段がなくなるのが弱点。
ネペンテスは食中植物のウツボカズラのことで、深い縦穴に入り込んだ獲物を逃さず撃墜する様子をウツボカズラに見立てている。
は行 [編集]
- 灰かぶり
- アイビスの火を経験し、生き延びた人間を指す。作中の人物ではサム・ドルマヤン、シンダー・カーラが該当。
ストーリー中でも説明はあるが、カーラの名にあるシンダーとは「燃え殻」「灰」などを意味しファーストネームとは異なる。通信時などの表記も「"Cinder" Carla」となっており「灰かぶりのカーラ」という通り名にすぎないことが分かる。彼女の境遇からしてカーラという名前すらも偽名である可能性がある。ゲーム中の文書によれば彼女は見目若々しいらしく、実際声を聞いていてもあまり年老いた印象は受けないだろう。アイビスの火は作中の時間軸から約半世紀前の出来事であり、それを経験したとなれば結構な年齢であるはずだが…?
- 儚い瞳の島
- 出典:デモンズソウル
毒沼地帯である腐れ谷-2に存在する、島の俗称。アイテムの光を目印に暗い毒沼地帯を進むと、巨大腐敗人3体に襲撃されるという殺意の高い場所だった。このアイテムが儚い瞳の石3つだったため、同作におけるフロムの底意地の悪さを揶揄してこの名で呼ばれた。
本作ではミッション集積コーラル到達の、IA-C01W2: MOONLIGHTが落ちている場所のことを指し、茶色い沼のような大きな水辺に浮かぶ島というロケーションと、アイテムボックス周囲にルビコニアンデス車輪骸骨ことヘリアンサス型破砕機が4機も待機している殺意の高さが、儚い瞳の島にそっくりだったことから自然とそう呼ばれるようになった。
ちなみに腐れ谷-2にはデモンズ版月光の「月明かりの大剣」も落ちているが、こちらは大量のナメクジがまとわりついている。
- パッチ、ザ・グッドラック
- 出典:ACfA
デモンズソウル、ダークソウルシリーズ、ブラッドボーン、エルデンリングにスターシステムとして登場するフロムゲーの定番キャラ、パッチの元祖となるキャラ。機体名はノーカウント。ミッションでは敵対するが、自身が劣勢となると命乞いをし始め、実際に見逃すことも出来る、かなり珍しい立ち位置だった。
AC6には登場しないが、ミッション「ヴェスパー7排除」にてスウィンバーンがパッチを彷彿とさせる命乞いをする。
- バルテウス
- AAP07: BALTEUS
チャプター1の最後「ウォッチポイント襲撃」で対峙する、惑星封鎖機構の特務無人機体。
帯状のミサイルポッド、機関銃、グレネード、ショットガン、火炎放射ブレード、そしてパルスアーマー。多種多様な武装を距離によって使い分けつつ飛び回りながら621を苦しめる。
パルスアーマーを効率よく剥がす手段を思いつけなければ苦戦は必至で、ここまで難なく進めてきたプレイヤーもバルテウス戦ではアセンブリの試行錯誤を求められる。急な高難度化を感じるプレイヤーがいる理由は、1周目故の操作練度の至らなさはもちろんのこと、それ以上に1周目チャプター1時点のパーツ選択肢の少なさも大きい。装備の整った2周目ではあまり苦労しないという声もある。初のアップデートではバルテウスも弱体化対象に選ばれ、ミサイルの誘導低下、グレネードの偏差射撃精度低下、火炎放射ブレードの頻度低下などが確認されている。全体的に避けやすく与しやすくなった程度なので、舐めてかかるとエアのため息を聞く羽目になる。
バルテウスはラテン語で剣帯という意味で、当機の全身を覆うミサイルポッドを帯に見立てたと考えられる。
- 引き撃ち
- 後ろに下がりながら撃つこと。単純ゆえに意識せずとも使っていると思われる。
相手からすると追いかける格好になり、銃弾の相対速度がこちらは遅くなり避けやすく、あちらは速くなり避けづらくなる。有用度はシリーズによって変わるが、AC6は広いステージが多く、障害物に阻まれず実行しやすくはある一方、スタッガーをとって火力をぶつける手段から近接武器やブーストキックの手札が減るため一長一短。CPUは基本的にこちらに向かってくるため、複数敵の位置や射撃の方向をまとめることができ、迎撃しやすくなる。
- ファクトリー
- アーキバス再教育センターに関連する施設。
ゲーム内の文書には「対象に再教育が有効でなくかつ一定の戦闘技能が認められた場合はファクトリーに移送すること」「無人機の時代を終わらせたのがACならばその優位性がどこから来るのか。ファクトリーに伝達しておきなさい。次は胴まで残した部品を送るのです」などの穏やかでない表現が多数ある。無人機と比較して有人機が優位ならば、どの程度まで人の要素があれば優位なのか確かめていると思われる。
その優位性を確保するための「部品」工場、それがファクトリーと推測される。今作の「ナニカスル」枠。
- ブランチ
- 4人組の独立傭兵で構成されるハクティビスト集団。
思想や目的は語られないため不明だが、ルビコン3でコーラルが再活性していることをリークして星系外企業を呼び込み、ルビコンを取り巻く混沌とした現状を作り出した。同星系のステーション31を襲撃して封鎖網に穴を開けることで企業や独立傭兵の密入星の助けもしており、惑星封鎖機構からは目の敵にされている。4人のメンバーは入れ替わり続けており、今のブランチはキング、シャルトルーズ、そして「レイヴン」とそのオペレーターである。ブランチとは「レイヴン」のための組織であり、止まり木のようなものであるとキングの口から語られている。
- ブレードホーミング
- ブレホと略されることもある。アーマードコアのゲーム内システムにおいて近接型の攻撃を行った際に自動的に敵の方向へ機体が旋回したり機動の調整をすることでヒットしやすく補正するシステムの俗称。シリーズによって性能・機能の差が大きく、依存するパーツも様々で頭部パーツやFCSが性能に関わった過去作もある。
今作は過去シリーズと比較しても特にブレホの性能が強力なため、シリーズで標準的な挙動の「攻撃時に踏み込み挙動が存在する武器(パルスブレードなど)」で過去作プレイヤーは顕著に恩恵を実感しただろう。
機能は「ロックオン方向への左右旋回」「ロックオン方向への上下角の調整」「踏み込み動作による前進」だが踏み込み性能は大半はコアとブースタによる近接攻撃推力やFCSによる距離適性の影響を受ける。(パルスブレード2段目など受けないものもある。詳しくは各パーツのページにて)
- ヘリアンサス型破砕機
- C兵器の一種。高速で地面を転がりながら押しつぶしてくる巨大なバズソーという前衛的な兵器。
初出はチャプター4最終ミッションの「集積コーラル到達」。橋を渡る際に対岸から1機転がってくるほか、橋の下にもうようよいる。名前を聞くには3周目の「武装採掘艦護衛」まで待たねばならない。ただ高速で転がるだけならまだしも、回転中の刃の部分は実弾を弾き、ミサイルと火炎放射器で中距離や遠距離でも隙がないなど非常に厄介。爆発属性の攻撃は弾かれないので、バズーカやグレネードを持ち込むと処理が楽になる。また、耐性に影響されないコーラル兵器も有効。フロムゲー愛好家にとってはさんざん辛酸を舐めさせられたとあるエネミーを思い出す挙動で、ルビコニアンデス車輪骸骨だのルビコニアンデスパンジャンドラムだの技研の第2助手が作った笑えるおもちゃだの好き放題呼ばれている。
ヘリアンサスはヒマワリの仲間で、花言葉は憧れ、崇拝、誘惑、快活な性格。
- ベイラム碧色勲章
- G1ミシガンがミッション「レッドガン部隊迎撃」中に言及する、大きな手柄を立てたベイラムの社員に送られると思われる勲章。ミシガン曰く「投げると遠くまで飛ぶ」とのことで、この勲章に対してあまり良い思いを持っていないことが伺える。
- 補給シェルパ
- ミッションによってウォルターやエアが配置してくれる、補給用の無人機。補給地点を調べることでこれが飛んできて、AP、弾薬は勿論リペアキットまで完全回復する。これが配置されているということは、この後強敵との激戦があるということなので気を引き締めていきたい。
余談だが、シェルパとは主にネパール、ヒマラヤ山脈南麓に住まう少数民族のこと。エベレストを始めとする当地の登山において、ポーター(荷運び人)として登山家を支援することを生業とするようになり、転じてシェルパという言葉そのものがヒマラヤ登山のサポーターを意味するようになった。
今作ではそれがさらに転じて、シェルパのように荷物を運んでくれる補給用無人機の名前となっている。
ま行 [編集]
- マッスル・トレーサー
- 出典:初代〜
作中でMTと称される機械群の正式名称。ACの前身にあたる汎用機械で、MTのコアを中心に内外装を装備(アーマード)して、あらゆる作戦要件を満たすことのできる汎用性を持たせたのが原初の「アーマード・コア」とされる。MTというと雑魚メカの代表のような扱いをされるが、カスタマイズができないだけでACを凌駕する高性能のMTは過去作にも多数存在する。今作でもその例に漏れず、四脚MTなどのACと比較しても遜色ない性能を持ったMTがチラホラと見かけられる。簡単に倒せるMTでも、背中にミサイルランチャーやグレネードを背負っているタイプや、レーザーライフルで狙撃してくるタイプの攻撃は侮れない。
- ミグラント
- 出典:ACVシリーズ
ACV、ACVDにおける、ACに乗り依頼を遂行する傭兵を指す語。転じて、ACVシリーズのプレイヤーを指す。
ミグラントとは正確には傭兵を表す言葉ではない。元は「渡り鳥」を意味し、汚染が広がった世界を渡り歩き生活必需品や武器弾薬を売る行商人の事を言う。しかし「武力」を商品として売るミグラントもおり、これがすなわち傭兵稼業である。つまり「ミグラントの中に傭兵という分類もある」と言う方が正しい。しかしながら渡り鳥が「レイヴン=ワタリガラス」とも通じること、他に適切な語もないことからファンの間ではプレイヤー=ミグラントという認識になっている。
続編のACVDでは世界情勢の変化によりミグラントの存在はほとんど廃れている。代わりに物資や戦力を輸送・運搬することを生業とする「ストーカー」が存在するが、あくまで運び屋であってAC乗りを表す語ではない。作中では傭兵を端的に表す語が存在しないため、VDからシリーズを始めたプレイヤーも変わらずミグラントと呼ぶ向きがある。
- 導きの◯◯
- 導きの重ショットガン、導きのワーム砲など、自身が最も信頼を置く装備や攻略の要になった武器などに対して使われる。「わが師、導きの○○よ…」とも。
ブラッドボーンのDLCボス「聖剣のルドウイーク」のセリフがもとで、戦闘中に流れるムービーで自らの師でもある愛剣に対してこの表現を用いており、彼と彼の振るう武器の人気も相まってお気に入りの武器にこの表現を用いるフロムユーザーは少なくない。
- ミールワーム
- AC6の世界では、多数の脚が生えたヤツメウナギのような姿をした食用生物のこと。惑星ルビコン3ではコーラルで育てられている。作中では常識レベルの事実なのだが、この設定が書かれた「文書データ:枯れゆく井戸」は取得が任意な上に読んでても忘れがちなため、終盤のとあるミッションで「何これ…?」と思ったプレイヤーは少なくないようだ。
作中で相対するミールワームはコーラルの過剰摂取で肥大化していて、長さと太さはACのふくらはぎ部分ほどもあり、こちらの機体が近づくとコーラル爆発を起こす。ロボットアクションを遊んでいたはずなのにナマモノと戦う羽目になった虫嫌いの背筋が怖気立つこと請け合いだが、その実ACシリーズは生体兵器との縁も深い作品で、初代の時点で虫のエネミーが登場していることを知る古参プレイヤーは「久々に虫出たね」程度の反応だった。
同じワーム仲間のルビコニアンデスワームより殺意が少なく、相対的に普通の存在なことから「ルビコニアンふつうワーム」とも呼ばれている。……普通、とは。
- メインシステム 戦闘モード起動
- 出典:初代〜
ミッション開始時に、ACのCPUが発するメッセージ。
このセリフを聞いてACの世界に帰ってきたと感じた人も多いはず。元ネタは初代でCPUがDETAILEDの頭部を装備してミッションを開始した時の「メインシステム 戦闘モード起動します」。
以前のACでは頭部CPUの性能の良し悪しによってセリフの情報量が変わり、一番性能が低いタイプでは「システム キドウ」の一言だった。
- もう誰も俺を止めることはできない
- 出典:初代アーマードコア・プロジェクトファンタズマ
プロジェクトファンタズマにてメインの敵役を務めるスティンガーが、人であることを捨て、目的の”力”を手に入れてプレイヤーにお披露目するときのセリフ。全文は「アビスへようこそ これがファンタズマだ 俺はついにこいつと一体になった もう誰も俺を止める事はできない 死ね」。
今作にもそれをオマージュしたと思しきセリフがある。
や行 [編集]
- やったか
- ウォルターがよく言うセリフ。一般的に「やったか」はフラグであり、「やってない」ことが多いハズなのだが本ゲームでは本当に「やってる」ので安心して欲しい。
「やってない」場合や第2ラウンドがある場合はこのセリフは言われない。
- 休め
- ハンドラー・ウォルターがミッション成功後の621によく言うセリフ。
「ウォッチポイント襲撃」で大量のコーラルを浴び幻聴を聞くようになった621に休むことが任務と言い含めるさまは、単なるハンドラーとAC乗りのやりとりを越えているように感じるプレイヤーもいる。自我が希薄な強化人間のこと、指示しないとまともに休息も取らない可能性はあるが、端的な物言いに比して甲斐甲斐しく621の面倒を見るような発言の多いウォルターの、内心の気づかいが感じられる。現実でも休息や睡眠が脳内の情報を整理することは広く知られており、ゲームでも何度戦っても勝てないボスに対して、一晩寝て再戦したら、すんなりクリアできたという事例は枚挙に暇がない。上手くいかないときはウォルターの発言を思い出し、素直に休むのが攻略の近道になる場合もある。
- 愉快な遠足の始まりだ!
- G(ガンズ)1 ミシガンが、ブリーフィングの締めとして使う口癖。
彼はこれ以外にも鬼教官然としたジョーク混じりの言い回しの台詞が多く、プレイヤーの間で人気となっている。
- 要撃艦隊
- ザイレムの迎撃のため、アーキバスが送り込んだ艦隊。
艦隊を構成する艦は強襲艦に近いが、甲板には多連装ミサイル、艦底にはレールキャノンが搭載されており、強襲艦より火力が増している。代わりに艦載機は搭載していない模様。とはいえ、艦橋が弱点なのには変わらないので、艦橋に強力な一撃を叩き込めば簡単に墜ちる。
- 洋上都市ザイレム
- アーレア海に浮かぶ巨大な浮遊都市。
「アイビスの火」以降放棄され廃墟となっているが、それ以前からのプログラムに従い稼働し続ける無人兵器とECMフォグの欺瞞による強固なセキュリティが施されており、物理的にも電子的にも閉ざされた地になっている。実際はかつてルビコン3への入植に用いられた惑星間移民船。都市中枢に建つ一際大きい高層ビルが艦橋となっており、ここのシステムを掌握することで起動できる。あくまで移民船のため、船そのものに兵装らしい兵装は搭載しておらず、防衛力は同乗するMT・AC部隊に完全に依存しているため、アーキバス部隊にいとも簡単に乗り込まれたり、レイヴンの声明に呼応したラスティに労せず侵入されたりしている。
オーバーシアーによるコーラル焼滅計画に用いられた際も、大質量の船体でバスキュラープラントに突撃し破壊する方法を選ぶよりほかなかった。
ら行 [編集]
- リンクス
- 出典:AC4シリーズ
AC4、ACfAにおけるアーマードコア・ネクストのパイロットの呼称。転じて、AC4シリーズからのプレイヤーを指す。
当該作品ではそれまでのシリーズに登場していたような従来のACを「ノーマル」、それよりも遥かに高性能な次世代ACを「ネクスト」と呼ぶ。ネクストは従来の操縦方式と違い、パイロットと機体を神経接続することによってまるで自分の手足のように自在に操れる「AMS」という技術を使っており、そこから機体と繋がる者=リンクス(Links)という呼び名になった。また山猫を意味する「Lynx」とのダブルミーニングになっている。
- ルビコニアンデス○○
- アイスワームがモンゴリアンデスワームをもじってルビコニアンデスワームと呼ばれたことが発端のスラング。
あまりにも語呂が良かったためか、それに続いて621に死を押し付けてくる敵が「ルビコニアンデス(外見的特徴)」と呼ばれるようになった。
代表的なものは以下の通り。
ルビコニアンデスルンバ→スマートクリーナー
ルビコニアンデス(マツ)ボックリ→シースパイダー
ルビコニアンデスキュベレイ→CEL 240(アイビスシリーズ)
ルビコニアンデスパンジャンドラム→ヘリアンサス型破砕機
ルビコニアンデス彼女→エア
なお、ゲームを始めたばかりの621を何度も葬り、プレイヤーにとっても印象深いはずのバルテウスは、一発で外見的特徴を捉えきる言葉がなかったためか、特定の呼称が定着している様子はない。
- ルビコプター
- 最初のミッションである密航のボスの俗称。
正式には惑星封鎖機構が運用する「大型武装ヘリ」で型番はAH12なのだが、ルビコン3+ヘリコプターでこの国民的アニメの飛行ユニットめいた名称が生まれた。発売初日ルビコン3に乗り込んだ多くの621の前に立ちふさがり、最初のミッションとは思えない殺意満載の弾幕で621を歓迎した。しかもこのヘリはデモンズソウルの「拡散の尖兵」やSEKIROの「葦名弦一郎」らと違い、倒さなければ話が進まない。射撃戦の火力に欠ける初期装備で挑むことや、過去作を知るAC乗りがこぞって行った引き撃ちが悪手になる相手ということもあり、このヘリの前に数多の621が散り、発売日からしばらくはXこと旧ツイッターにおいて「チュートリアルのヘリ」や「最初のヘリ」がトレンドワードになり、しばらくして「ルビコプター」がトレンドワードになった。
コツをつかめばそこまで難敵ではないが、そのコツを掴むまでが大変なAC6第一の関門。
- ルビコン3
- AC6の舞台となる惑星。
到着時にACのCOMが「ISB2262」とも呼称しているが、単にルビコンと呼ばれることがほとんど。
本作の世界では恒星間航行が一般化されており人類の活動範囲は相当に広いと思われるため、具体的な場所や地球からの距離などは不明。「辺境」にあることが公式から語られているくらいか。この惑星で夢の新物質「コーラル」が発見されて以後、研究機関や企業による技術・資源利用の対象となり開発惑星として多くの人の往来があった。しかし周辺の星系をも巻き込む大災害「アイビスの火」が熾ってからはコーラルは危険な物質と認識され、二度と人の手に触れないよう、惑星封鎖機構による管理の下、誰も立ち入れない封鎖惑星となった。約半世紀後、コーラルの反応が再び現れたことがある勢力から星外企業にリークされ、再び注目の的となる。企業、惑星封鎖機構、ルビコン解放戦線…コーラルを巡る様々な勢力の思惑が渦巻く中、混沌の惑星に独立傭兵の主人公は降り立つこととなる。
作中では大きく分けて「ベリウス地方」「中央氷原」という2つの地名とそれを隔てる「アーレア海」という海洋が登場する。それ以外の地域がどうなっているのかは不明だが、アイビスの火による汚染の影響で惑星全体が寒冷化しているため、ほとんどの地域は雪に覆われていることが推測される。しかしながらボナ・デア砂丘など一部雪に覆われていない地域も存在する。
余談
現実世界におけるルビコンとはイタリア北部を流れるルビコン川のこと。かつて共和政ローマ時代にはこの川がローマ本土と属州の境界線となっており、ゆえに軍を率いてこの川を越えることはローマに対する反逆罪とみなされていた。
ローマの軍人カエサルが「ここを越えれば人間世界の悲惨、越えなければわが身の破滅。賽は投げられた」と語ってこの川を越えクーデターを起こした故事から「ルビコン川を渡る」という言葉は取り返しの付かない決断をすることを意味する。
そして、軍を率いてローマに侵攻したのはカエサルが最初ではない。
カエサルよりも以前、最初に「賽を投げた」者、それがルキウス・コルネリウス・スッラである。
- ルビコン神拳
- AC6発売前の体験会で、かの「渋谷の花火師」がパンチで揚陸艦を沈めたという伝説から生じた用語。
項目名は某世紀末救世主伝説からのパロディであるが、某サイバーパンクニンジャ活劇小説からパロった「ルビコニアンカラテ」、「(古代)ルビコンカラテ」とも呼ばれる。
今作では弾切れによって腕武器をパージしてしまっても、パンチを用いることで戦闘を続行することができる。片腕分はオーバーヒートまで3回連続打撃が可能。交互に放てば4回ずつ連続打撃できる。衝撃値と衝撃残留は6連ミサイル程度にあり、直撃補正は300近く、スタッガー時間の延長にも優れており、なかなか侮れない。また、パンチの威力は腕パーツの近接武器適正の影響を受けるため、BASHO腕で放てばダメージを大きく上げられる。パンチの判定は小さく、スタッガー中以外の与ダメージは雀の涙程度なので、これだけを頼みに戦うのは難しいが、極まったレイヴンは己の拳とブーストキックだけでほぼ全ミッションのクリアを達成しているという報告もあり、ルビコン神拳伝承者は着々と数を増やしているようだ。
- レイヴン
- 出典:初代~
英語表記は「Raven」で、ワタリガラスの意。表記揺れとして「レイブン」や「レーベン」と記載されることもある。普段日本の街中で目にするカラス(Clow)とは別種。
今作AC6においてはとある傭兵個人の識別コードとして登場し、プレイヤーは戦場跡に遺棄されたオリジナルのレイヴンの機体からその名義を奪うことになる。オリジナルのレイヴンについては謎が多く、ある種伝説的な存在として伝えられている。過去作からのファンにとっては思い入れのある呼称で、AC6のプロモーションでレイヴンの名が登場した際にはとても盛り上がった。
初代ACからACLRまでの作品では、ACを駆り報酬次第で敵味方の区別なく依頼を遂行する傭兵達を総称してレイヴンと呼んでいる。AC4とACfAにおいては、国家解体戦争以前に活躍したノーマルACに搭乗する傭兵のことを指し、特にAC4の主人公であるアナトリアの傭兵は元レイヴンのため、作中で稀にそう呼ばれることもある。ACVとACVDではレイヴンの名は登場しないが、他を凌駕する強さを示していく主人公がV世代にとっての伝承の中の「全てを焼き尽くす黒い鳥」と呼ばれており、レイヴンが特別な存在ということは示唆されていた。
また、AC6発売以前のプレイヤー間でのやりとりではACLR以前からのプレイヤーをレイヴンと呼ぶことがあったため混同しないよう注意。
関連用語:リンクス ミグラント
- レッドガン
- ベイラムグループが保有する専属AC部隊。
G1ミシガンを総長(曹長ではない)とした軍隊然とした組織であり、その様子はミシガンの性格や「G○○からG△△へ報告!」という言葉遣いなどからも見て取れる。その構成員も貧乏な家庭の生まれや元詐欺師に旧世代の強化人間などで、エリートのような雰囲気漂うヴェスパーとは様々な点で対照的。機体は母体であるベイラムや大豊のパーツで構成されており、全体的に角ばった外見で、用いる武器は実弾系と爆発系ばかり。特にG4ヴォルタはお手本のようなガチタン構成。某吸血部隊のように、機体のどこかしらに暗めの赤が入っているのも特徴。多重ダム襲撃でのミシガンの言動から、惑星ルビコンに来てから日が浅いものと推察できる。以前はG12まで存在したようだが今はG7からG12はすでに戦死した様子。
ちなみに、ミッション密航にて、最初にルビコプターが飛んできた辺りにあるAC残骸が、ライセンスや機体色からG7ハークラーの物と判明している。
主人公に一時貸与されるG13は欠番になりがちな不吉なナンバーというジンクスがある。
- ロケット(武器)
- 出典:初代~ACVD
威力、弾速、弾数に優れているうえに比較的低負荷という、夢のような武器。しかし最大の欠点としてロックオンができない。つまりエイムを手動で行わなければならなかった。
ACVシリーズでは一斉に大量の弾をバラまけるため至近距離からブッパするといったやり方があったが、AC~ACLRまでは、キーアサインやロックオンシステムとACの挙動上、上級者向けの武器であり、AC4シリーズに至っては戦闘の高速化の弊害でまぐれ当たりも期待できず、もっぱらアームズフォートのような「的が大きくてトロい相手」に扱うことが主であった。
AC6では近距離戦がキモになり、バズーカやキャノンで代替できるためか廃止された。
わ行 [編集]
- ワーム
- チャプター3で登場するボス「IA-02」の俗称「アイスワーム」の略称。
呼び名通り見た目は巨大な機械の芋虫。発売以前に公開されたゲームプレイトレーラーではその巨体と迫力と匂い立つイロモノ兵器感で話題となり、一部ではルビコニアンデスワームとも呼ばれた。
ゲーム中では通常のACの装備では太刀打ちできず専用の武装が支給され、各陣営の精鋭を4機揃えたうえでさらに専用の巨大レールガンまで用意するという、過去作でも類を見ないほどの戦力で挑むことになる。
なお専用武装を持ち込まないとこっぴどく叱られる特殊セリフを聞くことができる。非常に手間がかかり、時間を大いに無駄にするが、専用武装なしでも倒すことはできる。
数字・アルファベット [編集]
- AC
- Armored Core の略称。
アーマード・コア。
- ACS
- 姿勢制御装置のこと。Attitude Control System。
プレイヤーの操作するACを含めて作中ほぼ全ての兵器に搭載されている。
ACSが正常に動作している限り機体は安定を保ち続け、機体が攻撃を受けたときもこの装置が微細な姿勢制御を行うことで直撃を回避し、威力を減殺している。ただし無制限に攻撃を逸らせる訳ではなく、衝撃を受け続ければACSに負荷がかかり、制御限界を迎えると機体が硬直。身動きが取れず前述の微細な姿勢制御による防御もとれない、あらゆる攻撃が直撃し大ダメージを受ける「スタッガー」状態になってしまう。
AC6はこのスタッガー状態をいかに与え、いかに防ぐかに腐心するゲームといっても過言ではない。
またACが超高速で移動したり様々な攻撃を受けても体勢を崩したり転倒しない理由がゲーム上の重要なシステムとして実装された上で初めて説明されたことになる。
また旧作から隠しパラメータだったりもした「衝撃」による「被弾時の硬直」は存在し、特にVでは衝撃値が対反動性能を超過するとSTAGGER状態という特殊な防御低下がおきるシステムだった。つまるところ今作まで形を変えて存在していた要素が整理、簡略化、統合されACSという説明がついた事になる。
- C兵器
- 技研によって作られたコーラルを動力とする無人兵器群。CはCoralの頭文字と思われる。無人ACエフェメラもこのカテゴリに含まれる。C兵器のロールアウトから半世紀経った作中の現行兵器を圧倒し、さらに一部の機体は整備も補給もなしに稼働し続けていることが明かされるなど、あまりにも謎の多い兵器。コーラル動力の前では通常の兵器をはるかに逸脱した設計思想も許容されるのか、アイスワームといいシースパイダーといいイロモノの見本市のようなメカがやたら多いのも特徴。どんな発想をしたら自走する丸ノコにミサイルを積んで辺り構わず走らせて何もかも轢き潰そうとするのだろうか。
プレイヤーはC兵器と出会うたび、それまでのプレイで培ってきた常識を覆されることになる。
- C4-621
- 本作主人公の名前…というより、型番。意味合いとしては「第四世代型強化人間621号」だろうか。
頭文字のCはおそらくCoral。コーラルを用いた知覚の拡張調整が行われている。技研は有人ACも開発していたため、ACのパーツとしての強化人間の需要もあった。この型番はC兵器に属することを意味しているのかもしれない。
トレーラーで判明する容姿は、全身をラップのようなものでぐるぐる巻きにされ、チューブや針が刺さった状態で低温保存された、辛うじて人型だとわかるシルエットというもの。当然ながら年齢も性別も判別できない。そのため、「生春巻き」や「サランラップマン」などと呼ばれたりもしていた。
これでも621は、アーマード・コアシリーズの中では主人公像がかなり明確に描かれている部類で、多くの作品では性別どころか姿形すらわからないのが常といっていい。また、「621」「レイヴン」「G13」「野良犬」「駄犬」「猟犬」「戦友」「ビジター」「ご友人」等、登場人物によって様々な名称で呼ばれるのも珍しい。
AC操縦以外の機能は喪失している、とされているが、ミッション中に行動の選択が出来たり幻聴の件をウォルターに報告していたりするため、コミュニケーション能力が皆無というわけではない。また、とあるミッションでは誰の助けもなく独力でACに乗り込み起動することができているので、歩くことに介添が必要なレベルで身体能力を損なっているわけでもないことが推測できる。
上記の通り年齢も性別も不明なため、プレイヤーの手によって様々な621のファンアートが各種生み出されており、その老若男女は千差万別で、犬として描かれたファンアートすら存在する。
- COAM
- ゲーム内で使用されている通貨。COmpany Assuranced Money(企業保証通貨)のアクロニムで、読みはコーム。
現実の通貨との換算レートは明かされていないが、過去作で民生品を破壊してしまった際の補償額などから、1COAMが1000〜10000円程度と目されている(2023年時点では1COAM10000円説を採るプレイヤーが多い)。「このミッション〇〇COAMしか貰えないないのかよ…」とぼやいていた成功報酬が円換算だと億単位の金額だったかもしれないと考えると、作品世界の見え方が変わってくるかもしれない。
- FCS
- Fire Control System、射撃統制装置のこと。重量の設定があるため結構なサイズのスパコンのようだ。
シリーズによって多少パラメーターやシステム、そもそものロックオンできる画面エリアとロックオン限界距離自体に個性があるなどしていたが、今作では距離ごとのエイム補正とミサイル関連のみとなっている。
- GB
- Glide Boost の略称。過去作(AC5及びACVD)では今作のアサルトブースト(AB)に相当するものがグライドブースト(略称:GB、グラブ)という名称であった為、その頃の名残で使用するレイヴンもいる。
AC6ではアサルトブーストのことを指していると考えて問題はない。
- HC
- 本作から登場した機種であり、主に惑星封鎖機構が使用する有人の執行機体。正式名称はHeavy Cavalry (ヘビー・キャバルリー)。
LC機体共々長時間ホバーしている為ロックに捉えづらく、更に一部は大型のパルスシールドを保有しており隙を突かないと大きくダメージ・衝撃を軽減されてしまう強敵。
ちなみにHeavy Cavalryとは重騎兵を意味する。重い防具で身を固め、突撃力と衝撃力での敵主力の撃滅を主な役割とした。
- KARASAWA / カラサワ
- アーマードコアシリーズでは恒例の腕武器パーツ。形状の元ネタは某アニメの陽電子砲で、名前の由来は当時フロム・ソフトウェア社員にして初代ACのプロデューサーだった唐澤靖宜氏から来ている。
MOONLIGHTがフロム作品全般に登場するのに対し、こちらはACシリーズにのみ登場する。武器カテゴリは作品によってレーザーライフルだったりプラズマライフルだったりまちまちで、性能も連射が利いたり総弾数が少ない代わりにチャージして強力な一撃を放てたり作品によって様々だが、「装備負荷の高い強力なエネルギーライフル」なことと、Yの字を横倒しにしたようなデザインは概ね共通している。名称は作品によって微妙に違うが、ファンの間では一貫してカラサワと呼ばれることが多い。
今作のカラサワは44-142 KRSV。カラサヴァ? KRSVはレーザーもプラズマも撃てて連射もチャージも可能な武器として登場。デザインは一見してカラサワのそれには見えないが、チャージ段階に応じて変形し往年のカラサワらしいデザインになるギミックがあるなど、歴代のカラサワの全てを詰め込んだような性能になっている。
- LC
- HC同様に本作が初出となる機種。使用陣営も同様で、有人機。正式名称はLight Cavalry(ライト・キャバルリー)。
HC機体よりも移動・動作が素早い為更にロックに捉えづらいが、軽量なぶんスタッガーさせやすく、また耐久も低く与し易い。一部量産機は赤いサイトでこちらを捉えてレーザーライフルで狙う固定砲台的な運用をされている。
ちなみにLight Cavalryとは軽騎兵を意味する。重騎兵と違い装備は必要最低限のものに留め、高い機動力による攪乱や奇襲を主な役割とした。
- LOADER 4
- 今作の初期機体の初期名称。
LOADER(積み込み機)の名前が示す通り、フレームはRaD製の観測・探査・回収用パーツで固められ、戦闘向きの機体ではないことが伺える。とはいえフレームの性能は重量と負荷相応で、武器も少々非力だが扱いやすいライフルと4連ミサイル、そして近接はこれ一本で最後まで行ける優秀なパルスブレードを持ち、まったく戦えないというほど劣悪ではない。しかし内装の性能は壊滅的で、ブースター、FCS、ジェネレータのどれもが最低レベル。特にジェネレータは低容量で褒めるところがなく、古強者のレイヴンやリンクスやミグラントがチュートリアルのヘリに苦戦する原因の半分はジェネレータにあるとされる。総じて中低品質なパーツ群の中でブレードだけが妙に強力なことから「ウォルターがブレードだけ先に買って予算が尽きた」などと言われたりしている。
- MOONLIGHT / 月光
- ムーンライトソードとしてキングスフィールドに登場して以来、名を変えながらフロム・ソフトウェアの作品に度々登場する武器。近接武器だが光波を放って遠距離に攻撃できることや、美しい青や緑色をした幅広の刀身が特徴。
作品ごとの名称の変遷
・キングスフィールドシリーズ、ニンジャブレイド…ムーンライトソード
・アーマード・コア…MOONLIGHT
・エヴァーグレイス…聖剣ムーンライト
・叢-MURAKUMO-…Clair de Luna
・メタルウルフカオス…MLS
・デモンズソウル…月明かりの大剣
・ダークソウルシリーズ…月光の大剣、古き月光
・ブラッドボーン…月光の聖剣
・エルデンリング…暗月の大剣
アーマードコアシリーズにおいても常連で、高威力、高負荷の近接武器として登場。
今作でもミッション内で拾える隠しパーツとして実装されている。スキャン能力に優れた頭部パーツを付けてマップを探索してみると良いだろう。
- MT
- Muscle Tracer の略称。マッスル・トレーサー。
- OB
- Overed Boost の略称。過去作(AC2~fAまで)では今作のアサルトブースト(AB)に相当するものがオーバードブーストという名称であった為、その頃の名残で使用するレイヴンもいる。
AC6ではアサルトブーストのことを指していると考えて問題はない。
- RC JAILBREAK
- ミッション脱出で搭乗するACに使われているフレームパーツのシリーズ名称。BAWSのBASHOシリーズをRaDの技術者が現地改修したものなので、RCはRaD Customの略称と思われる。ちなみにJAILBREAKは脱獄の意味。
あちこちにオイル汚れがあり、装甲は焼けただれ、一部は破損しフレームの骨格が見えてしまっているスクラップ同然の見た目で、警邏中のアーキバスMT部隊には「用廃機」呼ばわりされる。性能も外見通り劣悪で、縛りプレイやそのボロボロの外見が好きな人用の趣味機体となっている。
- SG
- サブジェクトガード。
ルビコプターの名で親しまれる大型武装ヘリやウォッチポイントの警備部隊がこの名で呼ばれている。おそらく惑星封鎖機構において、防衛・警備を担う部署であると考えられる。
また、アセンブルの話題などではショットガンの略称としても用いられる場合がある。
- TENDERFOOT
- 今作の予約特典機体。主人公C4-621の特別仕様機。
詳しい設定はないものの、「もしC4-621が正式に"G13 レイヴン"としてレッドガンに迎えられていたら?」というif機体と思われる。TENDERFOOTは初心者、新参者、アウトドア未経験者の意味。レッドガン新米隊員の621と、AC6を始めたばかりのプレイヤーに向けられたダブルミーニングだろう。フレームがベイラム製のMELANDER C3シリーズで統一された中量二脚であり、初期機体のLOADER 4を順当強化したような性能もあって乗り換えるのにうってつけ。本来終盤にならないと手に入らないC3を序盤から使えるアドバンテージは小さくない。ただし武装と内装がLOADER 4と同一であり、特に内装の交換は急務なのはあちらと同じと考えよう。なおLOADER 4以外のプリセット機体と違い、内装と武装を入れ替えるだけならカラーリングは初期化されずそのまま使うことができる。
落ち着いた濃紺を基調に、レッドガンの部隊色の暗い赤を散りばめたカラーリングはG5 イグアスの機体「ヘッドブリンガー」と対になっており、またフレーム構成だけは全く同一。あくまで一介の企業所属AC乗りで、レイヴンとはさほど共通点のないイグアスとの対比を感じる機体になった理由は不明。
武器・装備の略語、俗称 [編集]
- 歌鳥
- 肩部連装グレネード「SONGBIRDS」のこと。名称の直訳から。
- カーラミサイル
- 散布型ミサイル「WS-5001 SOUP」のこと。登場人物の1人、シンダー・カーラが装備していることから。
- 車椅子
- 軽量タンク型脚部パーツ「EL-TL-11 FORTALEZA」のこと。装備説明文を由来とする。
- グレ
- グレネードキャノン「SONGBIRDS」若しくは「EARSHOT」のこと。「小グレ」「軽グレ」「二連グレ」とあれば前者のこと、「大グレ」とあれば後者のことを指している。また、ただ「グレ」とだけ書かれていた場合には基本的には前者のことを指すと考えて問題ない。
手持ちのグレネード系武器はほとんど話題に出ないため、コミュニティ内で珍しく語られる場合はたいてい手持ち版の話である旨が併記される。
- 重ショ・強ショ
- ショットガン「SG-027 ZIMMERMAN」のこと。重量があり、かつ威力に優れていることから。
- 初期ブレ
- パルスブレード「HI-32: BU-TT/A」のこと。ゲーム開始時の初期装備であることから。
余談だが、過去には初期装備のブレードは「木刀」と呼ばれていた。デザインや刀身の色が茶色っぽかったこと、軽い装備負荷とそれに見合う控えめな攻撃力が由来。今作の初期ブレはなかなかの業物であるため木刀とは呼ばれていない。
- 天使砲 / 破壊天使砲
- 肩部三連装レーザーキャノン「VE-60LCA」のこと。由来は形状が酷似しているAC4、および続編のACfAで登場した背部兵装「EC-O307AB」。
これを装備するACノブリス・オブリージュが発売前トレーラーと公式HPで破壊天使と銘打たれていたため、ノブリスを象徴する背部兵装もこのように呼ばれるようになった。
腕部含めた全武器中でも二つしかない、重量が五桁に達しているパーツの1つ。
- とっつき
- パイルバンカー「PB-033M ASHMEAD」のこと。由来は上記用語集参照。
- 芭蕉
- 名前に"BASHO"を冠する各パーツのこと。芭蕉頭、芭蕉腕といった形で使用される。
- ワーム砲
- スタンニードルランチャー「VE-60SNA」のこと。対アイスワーム戦において支給されることから。
コメント [編集]
当ゲームタイトルの権利表記
©Bandai Namco Entertainment Inc. / ©1997-2023 FromSoftware, Inc. All rights reserved.
「記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。」