登場人物・企業・団体

最終更新: 2024-03-02 (土) 23:39:39

登場人物・企業・団体 [編集]

本作に登場する登場人物や企業などの世界観にまつわる用語をまとめたページです。
内容の都合上一部ネタバレ等があるため注意してください。

目次

主人公サイド [編集]

強化人間C4-621
本作の主人公でありプレイヤーの化身となる第4世代型強化人間。
ルビコン3に密航後は、ACの残骸から抜き取ったライセンス「レイヴン」の名前で独立傭兵として活動を始めることになるが「621」「G13(ガンズサーティーン)」「野良犬」「駄犬」「戦友」「壁越えの傭兵(wallclimber)」「ビジター」「ご友人」など各勢力からは様々な名前で呼ばれる。
その実力はルビコンでもかなり高い水準にあるようで、序盤から敵味方問わずに評価されていく。
ハンドラー・ウォルター(ネタバレ注意
「621 仕事だ」
621の雇い主である男性。621宛ての仕事をとってくる傍ら、彼曰く「友人」たちから得た情報をもとに本作の舞台であるルビコン3にてコーラルに関する何かを企てている。
621がそうであるように、彼が猟犬として従えていた強化人間は皆優秀だったようで、多くの人物がその目利きに高い評価を下している。
発売前に公開されたストーリートレーラーにて彼と思しき人影が確認できる。(1:19あたり、杖をついている人影が該当すると思われる。)
ハウンズ
主人公C4-621の前任にあたる強化人間達で構成されたウォルターが率いるAC部隊。C4-620から617までの4人で構成されていると思われる。
公式トレーラーでは617、619、620の3機で敵防衛施設に挑み、ミッション完了するが全員ロストし、ゲーム本編には登場しない。機体は3機とも主人公の初期機体と同じRaD一式。
同じアセンブルを組みたい人用に武装等を記載(並びは動画でロストした順)
トレーラーに登場しない618に関してはスッラの手によって死亡したことがスッラ本人から示唆され、他と同様にゲーム本編には登場しない。
在庫の管理人
正式名称不明。AC6発売ひと月前に公開された公式動画「ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON ストーリートレーラー」で登場した。AC6ゲーム本編には登場しない。
617たちハウンズの旧型強化人間を、ハンドラー・ウォルターに引き渡した(在庫処分の手間が省ける、のだそう)。おそらくだが、財政的・精神的・時代的に行き詰まってしまった元傭兵を引き取り、欲しがる者へと身柄を渡している、傭兵斡旋エージェントまたは強化人間技術の専門家と思われる。
エア(ネタバレ注意
「目覚めてください あなたの自己意識が… コーラルの流れに散逸する その前に」
集積されたコーラルから生じた変異波形であり、意志を持つが実体を持たないルビコニアン。本人曰くハッキングやデータ改竄には多少の心得があり、621をウォルターとはまた別な形でサポートし、コーラルを巡る争いを追う。人ならざる者である故か、価値観や視点がやや異なる。
作中ではミッション「ウォッチポイント襲撃」にて621が大量のコーラルを浴びたことで交信が可能となった。一部コンテンツは彼女の存在が前提なので周回時はチャプター1終了まで利用できないものがある。
補給シェルパ
一部のミッション中、特定地点で呼べて、AP・残弾・リペアキットの全回復を受けられる装置。どこからともなく飛んでくる。味方だが、たぶん固定の人物・AIではない。手配して用意しておくものらしい。
なぜかウォルターやカーラが世話したミッションでなくても使える場面がある。エアが用意したのだろうか。

ベイラム・インダストリー/BALAM INDUSTRIES [編集]

通称ベイラム。大豊核心工業集団を始めとする中小企業の多くを傘下に従えており、その組織としての強大さにモノを言わせてコーラルの利権を手中に収めようとする一大勢力である。
取り扱うパーツは無骨であったり重厚感に溢れていたりで一言で表すとするならば質実剛健。どちらかと言えば近距離に適性があるものが多く、インファイトを仕掛ける機体を組む際にはベイラム製の商品にお世話になることであろう。パーツの型番は頭なら「H」ea「D」などのようなそのパーツの分類語から2文字抜き取ったもので始まるように統一されている。

ベイラムMT部隊 [編集]

彼らの名も、由来は河川の名で統一されていると推測される。

ケネベック
「AC単機だと…? アーキバスめ レッドガンを舐めやがって」
ベイラムMT部隊の隊員。「レッドガン部隊迎撃」にて自軍部隊に対してAC単騎のみを出したアーキバスに侮られたと怒るが、直後ミシガンに侮るなと怒られた。
オールバニー
「イグアスだろ? 負けが込んで逃げ出したとかいう…」
ベイラムMT部隊の女性隊員。「レッドガン部隊迎撃」にてイグアスを侮るような発言をしたため、ミシガンに怒られた。
オオサワ
「!? 了解です!」
ベイラムMT部隊の隊員。「レッドガン部隊迎撃」にて自身の不甲斐なさを嘆いていた。
ミシガンいわく「数学が得意なオオサワ」。おそらくは直前のオールバニーとのやり取りで「2000倍です!」とかけ算に答えた隊員と同一人物。ミシガンの見立てでは、近接射撃訓練を2割増やせば半年後にはかけ算以外も出来るようになっている、とのこと。
ポトマック
「ライガーテイル 調整終わりました! 無理はせんでくださいよ 総長!」
ベイラムMT部隊の隊員。「レッドガン部隊迎撃」にてミシガンのAC、ライガーテイルの調整をしていた。

レッドガン部隊/BALAM REDGUNS [編集]

ベイラムグループの専属AC部隊。
隊員名の由来は実在する湖や河川など水系の地名にちなんでいると推測されている。
STVの画稿3にて6名の描写がある。レッドガンのナンバーは少なくとも13まであるがミッション「密航」時点で存命の6名の姿とするならば数名はなんとなしに誰が誰かと見ては取れる。

G1 ミシガン(ライガーテイル)
「愉快な遠足の始まりだ!」
レッドガン総長/元ファーロン・ダイナミクス所属/木星戦争の英雄/通称『歩く地獄』。AC乗りとしてだけでなく、前線指揮官としても一流の軍人。某軍曹並の口調だが面倒見はよく、部下からも煙たがられつつ信頼されている。ナガイ教授の「木星の友人に助手の息子を託す」という記述からミシガンとウォルターの関連性がほのめかされている。画稿3にてロングコートを着て堂々と腕を組んでいる人物が彼に該当すると思われる。
名の由来は様々あり、河川由来ならばイリノイ・ミシガン運河かノースプラット川支流のミシガン川。名付けに意味があるならば世界最大の湖であるミシガン湖か、発展をもたらすために引き込まれたミシガン運河か。
最期は伝説的な経歴とは一転、転んで死ぬというあっけないものであった。
G2 ナイル(ディープダウン)
「単機で護衛とは その蛮勇は認めるが 通らんよ それはな」
レッドガン副長。ミシガンをファーロンから引き込んだ人物。ルート展開の都合上影が薄くほかメンバーからの言及も特にない。画稿3にてファイル片手に聞き耳を立てている様子の人物が彼に該当すると思われる。
名の由来はナイル川か。ナイルが五花海、ミシガンを引き込みミシガンが他3名の切欠となっているのでレッドガンの起こりである彼と文明の起こりであるナイル川を掛けているのかもしれない。
G3 五花海(鯉龍)
「なるほど アーキバスの通達を 無視する気ですか」
レッドガン3番手。AC乗りとしての仕事以外に詐欺もやっている。「河川」由来のメンバーの多い中で、ミシガンに次いで二人目の湖沼由来である。画稿3にて一人だけスーツ姿で離れたところに立っている人物が彼に該当すると思われる。
レッドガン部隊壊滅、ベイラムのルビコン撤退、アーキバス優勢に伴いアーキバスへ寝返ったが、その運命は変わらなかった。
G4 ヴォルタ(キャノンヘッド)
「仕事を増やすんじゃねえ 殺すぞ」
レッドガン4番手。多重ダム襲撃では頼りになる人。軽い気持ちで裏切れば返り討ちに合う。初心者がアリーナで躓く壁の要因の1人。イグアスとは入隊以前からの悪友。画稿3にて左側で座り込んでいる二人組のどちらかが彼に該当すると思われる。
壁越えにて捨て駒として投入され、友を想いながら戦死する。
名の由来はアフリカ大陸に流れるヴォルタ川、世界最大の人造貯水湖ヴォルタ湖のどちらか。
G5 イグアス(ヘッドブリンガー/ネタバレ注意
「こっちはな… 毎日クソみてえな シゴキを受けてんだよ!」
レッドガン5番手。初対面から独立傭兵である621を「野良犬」と蔑み、以後は事あるごとに突っかかる。621同様の第4世代強化人間でもある。G4同様、画稿3にて左側に座り込んでいる二人組のどちらかが彼に該当すると思われる。
名の由来はアルゼンチンとブラジルの国境に位置するイグアス川、またはイグアス滝のどちらか。
G6 レッド(ハーミット)
「これからも使い倒してやるから覚悟をしておけ!」
レッドガン6番手。出自からしてミシガンおよびレッドガンに対して強い憧れを持っており、特に前者を意識して真似ているような口調で話すのが特徴的な人物。ベイラムからの依頼は彼が窓口になることが多い。画稿3にてG4・G5と思われる左側の二人組に食ってかかろうとしている人物が彼に該当すると思われる。
貧しい家族を養いながら入隊を果たした努力家だが、その最期はあまりにも無残なものだった。
名の由来はアメリカ合衆国に流れる2つの川。テキサス州とオクラホマ州の境を流れる川と、ノースダコタ州とミネソタ州の境を流れる川(北のレッド川)のどちらか。
G7 ハークラー
本編開始時にはすでに死亡しており、ミッション「密航」においてその存在を確認できる。
名の由来はパキスタン北部からインド北東部に位置する川、下流を見つけたパキスタンの研究者の名前が使われている。紀元前2000年頃、地殻変動の隆起によって干上がり現在は涸れた川である。
G8~G12
居る(居た)はずだが作中時間軸での言及はない。
G13 レイヴン(テンダーフット)
本作の主人公621がミシガンより貸与された呼称。
8~12を飛ばして欠番だったとして13を与えられるため8~12に席自体はある模様。「縁起の悪いナンバー」とされる。
AC「テンダーフット/TENDERFOOT」は予約購入者向け特典として配布された、G13特別仕様のMELANDER C3のACDATAであり、現在は入手不可。(2023/09時点)
その機体構成は初期機体(LOADER 4)のフレームをすべてMELANDER C3シリーズに換装しただけのものだが、G13をイメージしたペイントとデカールが施されている。

大豊核心工業集団/DAFENG CORE INDUSTRY CORP. [編集]

ベイラム傘下の星外企業の一つ。作中口頭での読みは「ダーフォン」。同社のコンセプトは「樹大枝細」とされ、体幹中心のコアパーツから離れるほど細くあるいは小さくデザインされたパーツが特徴的であり重量級AC向けのコア・腕・脚パーツとおまけのような頭部パーツが取り揃えられている。
武器としてはガトリングガン・バズーカ・グレネードなど実弾型の重量AC向け兵器のラインナップが並び、ジェネレータにおいてはいずれもEN補充性能において他社より頭一つ抜きんでている性能を持つ反面、供給復元性能・EN射撃適正が並以下ということが特徴的である。製品型番は「DF-」から始まりベイラム式型番に続く。

パイロット訓練生(テスターAC)
「やってやる…! 俺だって訓練は受けているんだ!」
ミッション「テスターAC撃破」の撃破対象であるACに搭乗していたパイロットで、正規のパイロットではなく輸送用にあてがわれただけの人材。撃破時のセリフが涙を誘う。

アーキバス・コーポレーション/ARQUEBUS CORP [編集]

通称アーキバス。同じく企業勢力の一角を担うベイラムと比較してインテリな印象が目立ち、それは傘下企業のコンセプトや提供しているパーツ、果ては保有する戦力の特徴にも見て取れる。一方で行き過ぎた所業も見て取れ、「アーキバス再教育センター」「ファクトリー」の情報は非人道的で「ナニカサレタ」被害者を生み出していると推測される。
主にEN関係に優れたパーツ群が特色の1つで、遠中近距離のいずれにも対応可能なラインナップを取り揃える優等生な印象の一大勢力。パーツの型番はVP始まりで統一されている。

ヴェスパー部隊/VESPERS [編集]

アーキバスグループの専属AC部隊。レッドガンと異なり、使用パーツにアーキバス系列以外の企業のパーツも採用している。統率がとれていない
メンバーはコーラル技術を使用しない最新の強化人間で構成されており、ACの装備は共通してEN兵装を中心にアセンが組まれている。
勿論主任務はACによる作戦行動なのだが、何故か一部の隊長は輜重や会計、ミッション発注等の後方任務まで兼任している。人手が足りないのだろうか。
情報ログ「STVの画稿(4)」にて8名の後ろ姿が描写されているが、紅一点であるメーテルリンクくらいしか判別できず、どれが誰なのかはわからない。
隊員名の由来はアート関連と推測されている。

V.I フロイト(ロックスミス)
「退屈させてくれるなよ」
ヴェスパー第一隊長。強化人間手術を受けずにヴェスパー隊トップに上り詰めた戦闘ジャンキー。ライバルグループのパーツを使い、作戦目的よりも戦闘を優先する自由人。撃墜王ではあるのだろうが指揮官としての素質は皆無。スネイルがヴェスパーの実質的な指揮官なのは、そういうことなのだろう。
スネイルの指示を無視することがある。
V.II スネイル(オープンフェイス)
「私が立案した作戦行動に臨めること 光栄に思いなさい」
ヴェスパー第二隊長、第8世代強化人間。企業を体現した人。
自由すぎるフロイトに代わりヴェスパーの頭脳役を勤めながら、再教育センターの長官も兼任する。傲慢な物言いとは裏腹に、自ら率先して出撃し、警戒すべき相手を見定めるなど単なる嫌な奴には留まらない。本人いわく、自分こそがアーキバスでありヴェスパーだそうだ。他隊長からはまま「スネイル閣下」と尊称されている。
名の由来はフロイトと合わせてのものと考えられる。シュールレアリズムの画家ダリの言葉に「フロイトは脳の代わりにスネイル(カタツムリ)が詰まっていた」がある。
V.III オキーフ(バレンフラワー)
「ルビコンには… うんざりすることが多すぎる」
ヴェスパー第三隊長。元第2世代強化人間。コーラルの焼き付きを中和して第9世代強化人間となった。ヴェスパーでのおもな役割は諜報や隠密。ACは頭部パーツがアーキバス系列でなくオールマインド製。
とある場面で飲料(?)フィーカに関する発言をする。このことから「STVの画稿(4)」にある、STVにフィーカを一杯おごった「いい人」が彼と思われる。
名の由来は画家ジョージア・オキーフか。絵の題材に花が多く、機体名との関連が見て取れる。
V.IV ラスティ(スティールヘイズ/ネタバレ注意
「君がレイヴンか …あのハンドラー・ウォルターの子飼いらしいな」
ヴェスパー第四隊長。第8世代強化人間らしい。シュナイダー入社から半年と経たずヴェスパー上位へ昇りつめた逸材。ある人からは「調子に乗っている」と怪訝に見られている。
アサルトアーマーを微塵隠れの術のように使う一芸の持ち主。シュナイダー出身ということもあってか、ヴェスパーの中では珍しく、実弾兵器や社外品も活用している。本人いわく、実は狙撃も得意だそう。
言動が物凄いイケメン。本編主人公をナチュラルに「戦友」と呼んでくる。ちなみにこれは英語だと「バディ(buddy)」になっている。実際2人で共闘することになる場面が何度かある。
元ネタは画家レオン・ケリーによる狼の絵「Rusty.Number617」か。
V.V ホーキンス(リコンフィグ)
「…やるじゃないか きみ ラスティ君が入れ込むわけだ」
ヴェスパー第五隊長。第7世代強化人間。輜重(しちょう)部門の責任者。ようは兵站担当。
曲者ぞろいのヴェスパーの中では常識的な人物。スネイルと付き合いが長いらしい。
年長者なのか、ヴェスパーの他隊長を「○○くん」と君付けで呼ぶ。ただし例外が一人いる。
V.VI メーテルリンク(インフェクション)
「増援をお願いします 任務安定遂行には兵力が足りません」
ヴェスパー第六隊長。第8世代強化人間であり、部隊の紅一点。彼女が気になる人はぜひ「STVの画稿(4)」を見よう。
悲痛な叫びをあげるが、それを無視する人がいる。
V.VII スウィンバーン(ガイダンス)
「まっ、助け… うわぁーーーーッッ」
ヴェスパー第七隊長であり、会計責任者。第7世代強化人間。出番に反する大量のセリフ差分がある。
猜疑心が強い性格だそうだが、近寄ってきた所属不明機を持ち場を離れた部下と思い込むなど、微妙にズレている。部下も部下でサボる様子もないので「教育」は行き届いているのかもしれない。
なお、何故か彼だけEN武器を一切使用していない。
V.VIII ペイター(デュアルネイチャー)
「ううっ… 悪くない響きだ」
ヴェスパー第八隊長。判明している中では唯一の第10世代強化人間。常に出世するチャンスを狙っている社会人の鑑。名前が判明するのは壁越え時だがそれ以前のアーキバス系ミッションの窓口も全て彼である。
やたら同僚の被撃破に居合わせることが多いが一人だけお悔やみを申し上げない人物がいる。

アーキバス先進開発局/ARQUEBUS Advanced Development Division [編集]

本編の進行に伴いラインナップされるメーカー。惑星封鎖機構に対抗しうる最新の技術開発を目的としており、腕部および肩部ユニット・フレーム・ジェネレータ・FCSと手広く開発を行っている。
既存のVPシリーズを高負荷高性能にしたようなものが多く並ぶ一方で、レーザーランスやスタンニードルランチャーといった新機軸の強力なユニットやコンセプトモデルとされるピーキーなものまで提供しており、意欲的に開発に取り組んでる様子が見てとれる。パーツの型番はVE始まりで統一されている。

シュナイダー/SCHNEIDER [編集]

アーキバス傘下の星外企業。空力特性に関する研究に長けており、開発しているACも軽量・高機動型のものが多い。ブースタも軽量機体向けのラインナップがメインとなっている。
武装はアーキバス系列らしくEN系に長け、レーザーショットガンやパルス系の肩部武装をいくつか開発している。製品名はドイツ語由来で、主に鳥の名前から取られていると推測されている。
パーツ名の表記が名前/型番となっており他の企業とは順番が逆なのが特徴。
App Ver. 50で追加された試作ACパーツ「LAMMERGEIER」シリーズのテキストから、想像以上のスピード狂…空力バ…もとい、飛行&スピード至上主義であることが判明した。

ルビコン解放戦線 [編集]

星外企業・封鎖機構の打倒によるルビコンの自由、そしてコーラルとの共生を掲げるゲリラ組織。創設者・総司令はサム・ドルマヤン。だが実質的に組織を率いているのは軍事的指導者ミドル・フラットウェル。ドルマヤンは思想的指導者として扱われているようだ。
単なるゲリラではあるが、規模そのものは非常に巨大。企業や機構とも渡り合える可能性を秘めている……ものの、現状では、士気のみ高くてその他は空回りぎみ。戦況は芳しくない模様。
交通の要所を防衛要塞(通称「壁」)に変えたり、ドーザーに大金を払ってコーラル採掘艦「ストライダー」をムリヤリ兵器化したり、輸送ヘリ1機&AC単機のみで捕虜救出作戦に挑んだりと、苦肉の無謀な策が多い。人材不足と台所事情がそうとう深刻そうだ。薄く広い戦力維持と人心掌握で手一杯なのかもしれない。
情報ログ「STVの画稿 (1)」にコアメンバーらしき姿が描かれている。なお彼らの名は人間の指にちなんだものと考えられる。

サム・ドルマヤン(アストヒク)
「全ては… 消えゆく余燼に過ぎない…」
ルビコン解放戦線の指導者。親指担当。画稿1で「一番すごそうに見える」とメモで補足されている、椅子に座っている老人が彼か。解放戦線の面々からは「帥父(father)」と称され崇め奉られている。
元ドーザー、コーラル中毒者という経歴を持ち、男色家の側面も持つ。老年の筈だが、そのAC操縦技術は各企業のエースパイロットと比較しても何ら遜色無いAランク帯トップである。
プレイヤーからは師父(しふ)と間違われがちだが正しくは帥父(すいふ)である。
(師匠の師ではなく元帥(げんすい)の帥、軍事指導者)
セリア
かつてドルマヤンと交信していたと思われるルビコニアン。作中で多くは語られない。ドルマヤンのセリフや情報ログから断片が読み取れるのみ。
ミドル・フラットウェル(ツバサ)
「自分から見つかりに行く 伏兵があるか…!」
解放戦線の実質的な指導者。中指担当。かつて密偵として企業に潜伏していた事があり、それ故にいくつかの企業とは太い繋がりが存在する。画稿で言い合いをしている男性の片方が彼か。解放戦線の面々からは「帥叔(uncle)」と称され敬われている。
帥父同様、師叔(ししゅく)ではなく帥叔(すいしゅく)
リング・フレディ(キャンドルリング)
「悪いがここで消えてもらおう 帥父がそうお望みだ」
ルビコン解放戦線の戦士の一人であり、帥父ドルマヤンに近侍する男娼でもある。薬指担当。画稿で老人に寄り添う涼し気な顔立ちの人物が彼か。ドルマヤンの意を受けて行動し、彼だけが知る情報を与えられているなど解放戦線の中でも立ち位置が特殊な人物。
インデックス・ダナム(バーンピカクス)
「聞こえるか 強欲な略奪者ども! 我々ルビコニアンが屈することはない」
ルビコン解放戦線のゲリラ指導者のひとり。ミッション「多重ダム襲撃」に登場する。人差し指担当。画稿で言い合いをしている男性の片方が彼か。
リトル・ツィイー(ユエユー)
「大丈夫さ… 生きてる ちょっと休んで… またやり返そう」
解放戦線メンバーの妹分。小指担当。画稿にて男性に何か食事を差し出している少女が彼女か。仲間たちからは随分と可愛がられていたようで、戦場に出るべきではないと気遣われるほど。
六文銭(シノビ)
「三途の渡しの六文銭 しかと受けとれい!」
正確には解放戦線の戦士ではなく、独立傭兵。ではあるものの、餓死寸前のところをリトル・ツィイーに救われてからは解放戦線に肩入れしている。画稿で少女から食べ物を「あーん」してもらっているけしからん男性が彼か。
CHAPTER 3序盤ラスティから時事的なメッセージが入り、解放戦線AC部隊の参考画像が流れる。その映像中、彼の機体も堂々とド真ん中に映っている。なお作中ではまったく接点がないはずのオールマインド製のパーツを一部使用している。
アーシル
621が解放戦線から依頼を受ける際のブリーフィングに登場する青年。
リトル・ツィイーがミッション「戦闘ログ回収」にて621に撃破された際に彼の名前を呼ぶほか、ミッション「捕虜救出」クリア後の通信にてツィイーの救出に協力してくれたことに礼を述べたりと、ツィイーを気にかけている様子がうかがえる。
メッサム
ミッション「捕虜救出」にて名前のみ登場。ベイラムに拘束され、のち解放戦線が救出に駆けつけるも、すでに死亡していた。

ドーザー [編集]

ある種のルビコニアンを指す総称。ドーザーという組織があるわけではない。実態は諸派に分かれている。
廃材を集めたり、製品を作ったりして暮らしている、ならず者たち。「アイビスの火」以前に建てられた巨大建造物「グリッド」群の一部を占拠し、根城にしている。自前の防衛戦力も持っている。
コーラルを向精神薬として使う文化がある。自堕落なギャングが少なくないようで、カーラいわく「総じて頭のネジが緩い」らしい。「ヒャッハー!」
封鎖機構や星外企業とは縄張りを住み分け出来ているのか、敵ではあるが目立った抗争はしていない。土着企業や解放戦線とは商売上の繋がりがある模様。

RaD/Reuse and Development [編集]

惑星ルビコンにいるドーザー勢力の1つ。リーダーはシンダー・カーラ。エンブレムは現実の電池系リサイクルマークを上下逆にしたようなデザイン。かなり大きな勢力であるだけでなく、ゴロツキの集団にしてはやたら技術力があるのが大きな特徴。
カーラとカーラが連れてきた技術者たちのおかげなのか、それ以前から技術があったのかはっきりしないが、大型MTを運用し、作業用ACや独自の戦闘用無人機を開発している。MTの整備やガラクタの寄せ集め程度ではなく、企業からブースターの開発を委託されたり、ストーリー中盤で重要な兵器を用意したりと、開発力は土着企業なみに高い。AIやネットワークに明るいことまで匂わされている。
「STVの画稿 (2)」にて構成員3名の姿が描写されている。

シンダー・カーラ(フルコース)
「ビジター あんたは向こう見ずだね 嫌いじゃないよ」
RaDの頭目。工学とハッキングに長けており、傭兵ではないがACも駆る。ウォルターとは知り合いのようだ。
「灰かぶり(Cinder)」の二つ名が正しいなら相当な高齢である筈だが、外見は若々しいらしい。画稿でノートパソコンっぽい何かをいじっている女性技術者が彼女か。
ミッション「グリッド086侵入」でのエアの調べによれば、カーラ派がRaDに加わったのはほんの3年前。のち半年でRaDを掌握し急成長させたそうだ。これが事実か、盛られたカバーストーリーなのかは不明。
何であれ「笑える」所や「笑う」意気が必要だという、たくましい信念を持っている。
チャティ・スティック(サーカス)
「ボス 準備完了だ」
RaDのシステム担当。カーラが開発したAI。いわく「無口だが仕事はできる奴さ」。そのとおり普段は寡黙なのだろうが、621へはミッション終了後、よく通信を入れてくれる。
AIなので性別は無いと思われるが、一人称は「俺」で声は男性。抑揚が少ない簡潔な口調で話す……チャンスでもピンチでもそれは変わらない。なおチャティ自身に気分のようなものは無さそうだが、人間の喜怒哀楽やウィットはおおむね解しているようだ。
インビンシブル・ラミー(マッドスタンプ)
「客人をもてなしてやりますんで」
自称「無敵のラミー」。しかしオールマインドによる格付けはアリーナ最下位。近接攻撃力が低い腕パーツで近接チャージ攻撃を出してくる、いろんな意味でおそろしい戦法をとっている。
コーラルをキメている。画稿で倒れていると巨漢が彼と思われる。

ジャンカー・コヨーテス [編集]

ドーザー最大勢力の一派で、リーダーはオーネスト・ブルートゥ。作中ではコヨーテスと略されることが多い。RaDとは敵対しており、縄張りを狙ってなにかと攻め込んでくる。とはいえRaDのようなACやMTの開発能力はなく、数が多いだけの普通のドーザー。戦力としてBAWSのMTを運用している他、敵対しているRaDのカスタムMTを運用していたりする。

オーネスト・ブルートゥ(ミルクトゥース)
「素敵だ… ならば私にとっても友人同然です」
みんな大好きご友人。カーラから「掛け値なしのクズ」、エアから「様子がおかしい人です」と評されるほど言葉と行動にギャップがある。つねにポジティブで上機嫌。個性あふれるセリフが多く、本作プレイヤー達からカルト的な人気を博している。
STVの画稿2はRaDのメンバーのスケッチだが、描いたのがブルートゥのRaD離脱前である場合、レンチを手にしている青年が彼かもしれない。

オールマインド/ALLMIND [編集]

独立傭兵の支援を行う組織であると同時にオールマインド自身でも開発を行っており、装備武器ともに製造を行っている。フレーム一式は優秀なのだが、武器ユニットの方はクセの強いパーツに仕上がっている。しかも、一部肩部武器の型番が重複していたりする(45-091 JVLN BETA45-091 ORBT)。
何故、どういった目的でこの組織が発足したのかは定かではないが、ACシリーズでは欠かせないインフラ担当組織である。

オールマインド(AI)
「傭兵支援システム、オールマインドへようこそ」
AIと思しき音声でレイヴンを迎えてくれる代表AI。
AI音声じみた平坦な声ではあるが、状況によっては喜色を滲ませた声や、(通常プレイでは難しいが)困惑・疲弊した声を聞くことができる。
現在、その辺の感情の豊かさを表現した擬人化ファンアートやそれを元にする3Dモデルが作られるほどの人気っぷりである。尤も、最大の人気の理由は2つのエンディングを迎えた後に到達できる、いわゆる3周目で明かされるその絶妙なキャラクター性にあるのだろうが…。
ケイト・マークソン(トランスクライバー)
「親睦を深めたいところですが その時間はないようです」
独立傭兵を名乗っているが、アリーナに登録がない。
所属も明言はされないがオールマインドからの依頼でのみ登場し機体構成がオールオールマインド状態のためこの括りである。(彼女に限らず機体構成は所属を意識した構成になっているため推察材料になる)
余談だが、名前の元ネタはデイヴィッド・マークソン著「ウィトゲンシュタインの愛人」の主人公ケイトから取られていると思われる。
COM
ミッション開始時に鳴るボイス「メインシステム 戦闘モード起動」でおなじみ。APや残弾の割合を伝えてくれる。ほかミッションクリア後、ガレージ帰還時の「新着メッセージ 何件」でもおなじみ。
ACパイロットを補助するため、AC内に備えられている通知機能……だったのは過去作の話。本作AC6でのCOM音声は、主人公がACに乗っていないはずの状況(ガレージ等)でも鳴りうる。ACという兵器に搭載されている機能ではなく、主人公の強化人間部分に直接リンクしているサポートAIだと思われる。
じつは多機能。主人公の状況を管理し報告するだけにとどまらない。主人公が気絶などしている場合には、搭乗ACをオートパイロットで動かすことまで出来るらしい。
主人公のことを「強化人間 C4-621」とフルネームで呼ぶ。オールマインドのことは「マスター・オールマインド」と呼ぶ。

独立傭兵 [編集]

インディペンデント・マーセナリー、あるいはフリーランサー。
どの組織にも所属せず、依頼を受けて、戦闘や探索をこなすACパイロット。高い操縦技術や判断力が求められる、個人技ありきでピンキリや毀誉褒貶の激しい商売。
業務のうちミッション以外の大部分(営業・補給・移動など)は(ゲームの演出上、省略されているが)代理人、依頼者、オールマインドのいずれかがバックアップし担っているものと思われる。
ルビコンが戦乱状態だからこそ成立している仕事だが、だからといって、需要拡大のために自ら戦火を広げて回っていたりはしない。……通常では。

ブランチ [編集]

「branch」。枝、分枝、止まり木。
ルビコン星系で活動するハクティビスト集団であり、4人組の独立傭兵集団。固定メンバーはおらず、メンバーが入れ替わり続けることで、匿名性と独立性を維持しているらしい。
もともとはルビコン星系外の組織。ルビコン3にコーラル再湧出が確認された頃、この星へ現れたそうだ。
情報ログ「STVの画稿 (6)」に3名と思しき姿がある。STVが「会えなかった」4人目はレイヴンだろうか。

レイヴン(ナイトフォール)
本作主人公こと「C4-621」が密航後に使っていく名義……登録番号Rb23、識別名『レイヴン』の、本来の持ち主。
かつて星外企業にルビコン入りを果たさせる大仕事をしたようだ。そのため惑星封鎖機構においては、現況の元凶として悪名高い。他方、その英雄さを知るごく一部の傭兵やルビコニアンには、裏切り者とも、力強い自由意志の体現とも伝わっているらしい。
621がルビコン3に降下する半月以上前、壊れたヘリと乗機を残し、傭兵ライセンスを放置し、オールマインドの枠組みから外れて消息を絶った。そのためオールマインドからは、未帰還な、最近活動がない傭兵と思われている。なおどの時点からブランチの一員だったのかは不明。
残した傭兵ライセンスのアリーナ格付けはF。だがその評価よりも遥かに高い実力を有している。実際あるミッションでは、企業の基地防衛部隊と機構の基地奪還部隊、両方をAC単機で壊滅させている。
作中にセリフはない。そのかわりプレイヤーがナイトフォールと接した際には、そのオペレーターの発言が聞こえてくる演出になっている。
「レイヴン」オペレータ
「相応しいのは 選び戦う者だけです」
通信上、ACナイトフォールの味方として発言している女性。レイヴンだけのオペレーターをしているのか、ブランチ全員のオペレーターをしているのかは不明。
「STVの画稿(6)」で傭兵らしからぬ、長髪・スーツ姿の女性が彼女か。
シャルトルーズ(アンバーオックス)
「しぶといね あんた これまでのレイヴンも 大体そうだったけど」
正面突破と火力集中が持ち味で『見つめあうと死ぬ女性傭兵』として恐れられている。
ブランチ「今の2人目」。「STVの画稿(6)」でボディースーツに丈の浅いボレロとジーンズを着ているポニーテイルの女性が彼女か。
キング(アスタークラウン)
「偶然だ 名前で戦えるなら苦労はない」
『完成された傭兵』と称されるほどの作戦成功率を持つ、凄腕の傭兵。
ブランチ「今の1人目」。おそらく年長者。だが仲間うちでの威厳は無いようで、作中シャルトルーズから態度をたしなめられる場面がある。「STVの画稿(6)」に見られるやや小太りの老人が彼か。
ミッション中、彼は621機に面し「お前がレイヴンか。敵として、その名を再び聞くことになろうとはな」と漏らす。レイヴンがブランチへ加わるより前、ACナイトフォールと一戦まじえたことがあったのかもしれない。

その他の独立傭兵 [編集]

スッラ(エンタングル)
「相変わらずだな ハンドラー・ウォルター」
強化人間C1-249。第1世代型強化人間の生き残りであり、アイビスの火以前から活動する。「老兵」と言及されることもある。ウォルターとは何らかの因縁があるようで、以前にも彼の猟犬と何度か交戦し撃破している。ストーリー次第では「特別な立ち位置」が見て取れる情報が明かされる。
なおスッラは実際の歴史で「ルビコン川を境界線として指定した人物」の名である。
コールドコール(デッドスレッド)
「恨みはないが 依頼なんでな ここで果ててもらおう」
暗殺代行を請け負う殺し屋。「なるほど」とよく口にする。621と交戦する際の雇い主は不明だが、それらしき人物について深く語っている。何処となく人情を感じさせるセリフが多い。
STVの画稿5にて殺し屋の風貌が描かれているためどちらかがコールドコールに該当する可能性がある。
ノーザーク(ビタープロミス)
「こうして私の信用は拡大していくのだ!」
借金をしまくって殺し屋まで差し向けられているのに開き直る鋼のメンタルの持ち主。「借りた金を返す義務がどこにある」という一言が、全てを物語る。STVの画稿5にて彼の借金についての噂をしていると思しき殺し屋が居る。
モンキー・ゴード
故人。ミッション「密航」においてライセンスを確認できる。登録番号Rb37、ランク無し。所属は独立。ライセンス失効まで残り15日。
トーマス・カーク
故人。ミッション「密航」においてライセンスを確認できる。登録番号Rb18。所属は独立。ライセンスは失効済み。
ランクはEの26位、だが失効済みだからか、もともと検証外なのか、ゲーム本編のアリーナに列されてはいない。

ルビコン調査技研/RUBICON III RESEARCH INSTITUTE [編集]

通称「技研」(技術研究所の略)。かつてルビコン3でコーラルの調査をしていた組織にして、最終的に「アイビスの火」を起こした原因。強化人間含め、コーラルを利用した技術の大半は彼らによってもたらされたもの。その頭脳が失われた今では技研の残した遺産だけが使われている。
その代表例は惑星封鎖機構も扱うC兵器であるが、「何がどうしてこうなったのかわからないが、理に適っていて強力な兵器」を作るのか趣味なのか、それらは一癖も二癖もあるようなものばかりである。
型番は「IA-C01W1」を例に取ると、「I」は「INSTITUTE(技研)」のIで「C」は「CORAL(コーラル)」のC、最後の「W」はパーツの種別(「W」なら「Weapon(武器)」、「H」は「Head(頭部)」、「C」は「Core(コア)、「A」は「Arm(腕)」、「L」は「Leg(脚)、「B」は「Booster(ブースター)」、「F」は「FCS(火器管制システム)」、「G」は「Generator(ジェネレーター)」)という法則性と思われる。
「A」の部分については「A」と「B」の二種類があり、「A」のパーツは名前がつけられているが、「B」のパーツは「NGI 006」のように「アルファベット3文字+3桁の番号」となっているため、AとBで開発者が違う可能性が高い。

ナガイ教授
ルビコン調査技研所長。コーラルの相変異による破綻を予測し、アイビスシリーズを起動してコーラル焼却を図った。
自身は第二助手に後を託し、アイビスの火によって死亡したと思われる。
第一助手
ナガイ教授の助手。男性。
何があったのか、コーラルの研究に取りつかれてしまっており、STKからも「精神混濁」と評される状態だった。
コーラルによるCパルスで人間の知覚を増幅する(=強化人間手術)など倫理観の欠如が見られる。
ナガイ教授は第一助手の息子について「研究は彼の母親を奪い父親を狂わせた」と言及している。
第一助手が狂う切っ掛けとなる何らかの事故があったか、あるいはコーラルに触れるうちに中毒を起こし、精神を病んだのかもしれない。
第二助手
ナガイ教授の助手。画稿にて斜め後ろの姿が確認できる。女性。
ナガイ教授曰く「おもちゃ作りが得意」ということで、ラボで引き取った少年の面倒を見るよう頼まれている。
このことから関連が疑われる人物が居る。
少年
第一助手の息子。STK曰く「目の奥に光がある」、ナガイ教授曰く「寡黙で気丈な鉄のような」少年。
父親の様子を見かねたナガイ教授によって彼のラボで引き取られ、アイビスの火の直前に教授の友人がいる木星へ逃がされた。
ウォルターの独白で登場する「科学者」と境遇が一致しており、そのため一部では「彼こそが幼き日のウォルターだったのではないか」ともいわれている。
第一助手の妻(少年の母)
ナガイ教授いわく「研究は彼の母親を奪い」とあるため、実験による何らかの犠牲者と見られる。

その他の人物 [編集]

画家 [編集]

STK
半世紀前の巨匠。「STKの遺稿」によると「アイビスの火」に巻き込まれ死亡したとされている。
また「その作風はAI画家たちに取り込まれ そして消えていった」ともある。
STV
覆面戦場画家。人の手で描くことにこだわった最後の一人らしい。画風はSTKと酷似している。
殺し屋2名の仕事現場に居合わせてしまった「STVの画稿 (5)」右下で、ソファ裏に隠れうずくまっているのがSTVと思われる。
彼? 彼女? の「情報ログ」はなぜか、技研製のステルス無人機、通称「ゴースト」の残骸から見つかる。

その他企業・団体 [編集]

エルカノ/ELCANO FOUNDRY [編集]

ルビコニアン系企業。鍛造を専門とする製鉄業者から発展した企業。
フレーム類でFIRMEZAシリーズとALBAシリーズ、軽タンク脚。ユニット類ではニードルガンとニードルミサイルを販売。製品名はスペイン語由来。
軽量な割に剛性と積載を備えてまとまりがいいが、星外企業勢力で同社のフレームパーツを採用しているAC乗りはいない。ルビコン解放戦線に属するランカーとチャティ、星外出身者ではキングがコアパーツを使用しているくらいである。

オーバーシアー/OVERSEER [編集]

メインストーリー中で最後に名と存在を明かす組織。アイビスの火で決定的となったコーラルの危険性のため、コーラルの潮位の観測、最終的にはコーラルの完全な根絶を目指している。
名の由来はおそらくナガイ教授口述筆記5の「観測を続けなければ」からか。

タキガワ・ハーモニクス/TAKIGAWA HARMONICS [編集]

ACの武器を開発販売している企業。名前からすると日系企業だろうか。
パルス技術に特化しており、扱う商品はパルスガンやパルスシールド、パルスブレードと、全てパルス系。特に初期ブレードは初期装備ながら非常に扱いやすく、最後まで愛用していた621もいるのではないだろうか。
ログによると「争いには興味がなくパーツさえ売れればそれで良しのスタンス」らしい。本業が別にあるのかもしれない。

ファーロン・ダイナミクス/FURLONG DYNAMICS [編集]

ACの武器および内装を開発販売している企業。外装は担当していない。レッドガン総長G1ミシガンの古巣であり、彼は元々ファーロンの武装船団を率いていた。
得意分野は背中武装…というより、ミサイル。腕部武器も開発しているが、それもミサイル。FCSに関してもある時期からミサイル運用を重視したデザインになっている、ミサイル特化企業。そのラインナップゆえかベイラムとは競合関係にある。
情報ログにて「特段の野心はない」と評価された企業と違い「中立を気取っているが表立って動かない古狸」と評されている。エルカノ社の新製品・ALBAシリーズの説明文から、同社と何らかの取引をかわし、技術支援を行ったことがわかる。

メリニット/MELINITE [編集]

バズーカやグレネード系のユニットを作るメーカーで「業界の花火職人」と称されている。(企業エンブレムも花火の為、元が自称か他称かは定かでないが)
その職人ぶりは炸薬の組成から自前で行う徹底されたもの。
勢力に関係なく採用している機体が散見されるため、コーラル争奪戦に関係ないポジションの星外企業だろうか。独立傭兵の情報共有ログいわく「特段の野心はない」「自社製品を売れればそれで良いと見える」と評されている。
製品は全て型式番号を持たないという特徴がある。また、製品の説明文から火薬と爆発に対する並々ならぬ思いが見え隠れしている。

惑星封鎖機構/Planetary Closure Administration [編集]

その名の通り、惑星ルビコン3を封鎖している組織。
設立経緯や運営母体は作中未登場のため不明。「アイビスの火」で余波を食らった近隣星系が、コーラルの危険性を抑え込むべく派遣した、のかもしれないし、もっと複雑なのかもしれない。
「企業」と対立しているが、封鎖を抜けて入り込んだ星外企業に法的拘束力を持っている様子はない。あくまで実力行使による秩序・治安維持を敷いている模様。
封鎖機構の使命はコーラルの管理であって、ルビコニアン達の生活は考えていない。そのためルビコン解放戦線からは、星外企業と同等に敵視されている。
保有戦力は独特。汎用兵器やMT、独自体系のHC・LC、技研から接収した無人機やC兵器まで使う。何故かACは運用せず「寄せ集め」と蔑んでいる。独立傭兵に依頼を振ることもない。
「情報ログ」のひとつでRaD構成員から「人間がAIに使われてるらしい」と噂されている。その通り非人間的な部分があるということなのか、戦闘員たちは司令部へ状況報告する際「コードいくつ」という1~2桁の番号を発する。

SG
エスジー。サブジェクト・ガード。封鎖施設の警備や廃棄区域の巡回をしている部署。ルビコニアン系企業へ監査を行うこともある。戦闘ヘリやバルテウスなどを持っている。ルビコン解放戦線とは常時敵対関係。
執行部隊
惑星封鎖に逆らう者を強制排除するための戦闘部隊。LC、HC、無人機、強襲艦などを持っている。
衛星砲
ルビコン3の衛星軌道上に置かれている大出力レーザー砲。地上に向けられている。封鎖に反する移動物体を事務的に検知し機械的に撃つ。封鎖機構の所有ではあるが、おそらく通常は無人で、AIとルールによって稼働されている。

BAWS/Belius Applied Weapon Systems [編集]

ルビコニアン系企業。ルビコン3でACやMTを生産している企業。読みは「ボース」。大豊やシュナイダーといった大手と比べると、旧式感溢れるデザインが特徴的。製品型番の由来は松尾芭蕉とその門人の名前からきていると思われる。
客を選ばず商売をする中立スタンスの都合、同社の量産MTはほぼ全ての勢力に使われているため、ミッションで最も良く戦う相手となっている。その中立スタンスは解放戦線に戦力供給を行っても咎められないという立ち位置の獲得でもあり、特に「肩入れ」については情報ログ「映像記録:BAWS哨兵の最期」にて語られている。

VCPL/VICE AND COHEN PLASMA LABORATORY [編集]

一部のレーザー系と大半のプラズマ系武装を開発・販売している星外企業。外装パーツは担当していない。
情報ログを含め作中で言及されることが一切なく、半ば影が薄く立場が明確ではないものの、アーキバス系列のシュナイダーにプラズマ技術の供与をしていることからアーキバス寄りの可能性が推測できる。(メタ的な観点では、デカールのイメージ選択にて企業ロゴの集まるPRESET3のページでシュナイダーとヴェスパーの間に配置されているということからもうかがえる。)型番がVvc-始まりで統一されており、末尾がカテゴリの略称となっている点もアーキバスの形式に近い。
供与するだけあってプラズマ系の分野に強く、本作に登場するプラズマ系武装7種のうち5種の開発に関与している。

コメント [編集]

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • .独立傭兵の六文銭が間違って解放戦線の欄になってますよー
    2023-10-12 (木) 04:02:21 [ID:H/QGx6VFjms]
    • それを言うと621やケイトも同じですね
      勢力別にまとまっているし六文銭のコメントにも記載があるので問題ないかと
      2023-10-12 (木) 05:47:22 [ID:ULi9koVng5c]
  • どっかで見かけた考察だけどRaDの型番がカテゴリーと設計者を表してるらしい

BC(Booster-Carla)-0600 12345
HS(Head-Stick)-5000 APPETIZER
WR(Weapon-Rummy)-0777 SWEET SIXTEEN
WB(Weapon-Brute)-0000 BAD COOK

みたいな
既出だったらすまん

2023-10-17 (火) 22:48:42 [ID:4c2CgojAIGk]
  • ほんとだ。チャティの装備しか使ってないカーラとアホみたいな武器しか作らないラミー、作業用機械を武器に転用するブルートゥ……素敵だ……
    2023-10-19 (木) 17:55:15 [ID:3I/LRh29X1Y]
  • アイビスの火を経験したカーラがコーラルで酩酊するだろか?
    チャティは「必要な事以外は喋ろうとしない ボスの自由で突飛なアイディアをただ聞く その方が心地よいのだろう」てアリーナ説明文にあるし、自分では武器開発してなさそうな感あるけど
    2023-10-19 (木) 20:17:27 [ID:XLGU.byz8So]
  • テキスト読み返してたらカーラの説明文に”全製品の基礎設計を行う第1技師”って書いてありましたわ…
    設計者じゃないとなると型番のRaDメンバーのイニシャルは何を表してるんだ?
    基礎設計はカーラだけどアイデア出したのはイニシャルのメンバーとか?
    いやでもチャティはアイデア効いてるだけで提案しない提案型AIらしいしなぁ
    2023-10-19 (木) 23:25:26 [ID:4c2CgojAIGk]
    • いや、海越えで拾えるログに「惑星封鎖機構はAIの言いなりなんだってさ。・・・・・・あ?まあ、ウチも似たようなもんか」みたいなことが書いてあったからチャティはカーラの基礎設計を基に細部を詰めて製品として完成、生産するまでの指揮をとってる可能性はあるぞ
      2023-10-23 (月) 13:49:50 [ID:7IX5to6r/DM]
  • おおー、そうなのか。これが正しければ初期フレーム一式はぜんぶカーラ製なんだなあ
    2023-10-26 (木) 20:01:38 [ID:49tbzZvL3ro]
  • アイデア提案者の名前が型番に入ってるとして、ラミーはショットガンをどう提案したのだろう?
    まともな発言をする奴とは思えない…
    「13発同時発射したら、1発ずつ発射する銃の13倍も強くね?」と同時発射をコンセプトに言ったのか
    「(ボスと違って)若くて可愛い女の子に似合う武器にしよう。ついでに俺も使ってモテたい」みたいに名前から考えたのか
    2023-10-27 (金) 12:27:00 [ID:KXUQhnLRoF6]
  • ACパーツ以外のRaDの型番も置いとく

MB-0100 CLUTCH(四脚MT)
MB-0202 TOYBOX
MT-T-026-RC1 PUNCHER
MT-T-026-RC2 KICKER
EC-0804 SMART CLEANER
EB-0309 STRIDER

MはそのままMT、Rはジェイルブレイクにもついてるあたりリペアとかかな
Eは…equipt(装備する)?非戦闘用の機械を武装させてるって意味で

2023-11-03 (金) 18:06:46 [ID:4c2CgojAIGk]
  • そういや6+2+1で621自身が9枠の一人な訳だが、
    621=『ラップ』巻きという点から今作で出て来てないアイツとの関係性が頭をもたげている
    2023-10-25 (水) 20:54:28 [ID:cDkWGAjJPxY]
  • みんな大好きラスティ、当初は「アッシュ」という名前だったそうな。ただ英語圏ではゲームキャラの名前として、アッシュだとポケモン主人公のイメージが強いようで(日本のサトシ=英語圏のアッシュ)変わったとか
    2023-11-01 (水) 11:39:27 [ID:DGN.oNOJdQw]
  • ミシガン総長がしっかり転んで死んだ事になってて良き
    2023-11-04 (土) 12:15:10 [ID:v04YBMUthX6]
  • ベイラムはアーキバスに対して敵対ミッションをどこまでも出してないな、唯一あるのはラスティの調査と雪原の調査。
    このあたりの意識の差があの結果を産んだ気がするな
    2023-11-19 (日) 01:50:02 [ID:BhUD.msuqYg]
    • ちなみにヴェスパーは色々出してて、解放戦線は防衛型。それぞれの姿勢や戦局から依頼出てそう
      2023-11-19 (日) 01:57:32 [ID:BhUD.msuqYg]
    • アーキバスの依頼を紐解いてみると、重要そうなもの以外はシュナイダーが出してるんだよな。
      さらに、依頼主がシュナイダーかつターゲットが解放戦線のものとなると、破綻した設計を妥当な末路に導くやつしかなかったはず。
      この温さは太いパイプのご利益かな。単に優先順位が低かっただけかもしれんが。
      2023-11-25 (土) 08:25:18 [ID:CvZ5m6qyjXU]
      • ドンマイはアーキバスが勝ち馬になるよう調整してたらしいけどベイラムは泥船が過ぎてやる事くて困惑したかも。
        武装採掘間破壊はシュナイダーの価値基準から兎に角破壊したかった説の漫画があって色々駄目だった。
        2024-01-27 (土) 21:15:28 [ID:7KAK0Wbt4LQ]
  • ベイラムのパーツの名前の元ネタってなんだろう?ちょっと調べた限りだとアングロ(ファイブアイズ)の学者の苗字が引っかかることが多いんだけど、それで合っているんだろうか?生物学者が多いようだけど。
    2023-11-25 (土) 01:04:14 [ID:dDP5UuImOuc]
  • 初期、ここに移設当時、スウィンバーンがセリフ一行だったので「通り一遍書いてセリフは……斜め文字にでもしておくか」って追記したのがいつのまにかセリフはさむのがフォーマットになってる……賑やかになったなぁ
    2023-11-29 (水) 12:26:53 [ID:.bzRWmleOU2]
  • ACは昔から「重量機使いは低ランクの雑魚!高機動型こそが強キャラで主役!」と思ってる所あるけど毎回実態は正反対なんだからそろそろやめたらいいのに
    2024-02-28 (水) 01:56:05 [ID:tIKe8s6RrbY]
    • AC1の時代から旋回性能が存在したから、粗製は機体に振り回されて扱えないから機体を固くして対応するって形を取ってる。あと低ランク体は金がないから高機動かつ高価なパーツが買えないから安価な実弾兵装が多くなる。あとプレイヤー目線で行くと攻撃を捉えやすい鈍足を低ランクに置くことで視界に捉え続ける難しさを緩和しているけど今作ではそれが当てはまらないだけ。
      2024-02-28 (水) 09:25:14 [ID:XQWZVq/40yM]
    • 身も蓋もないけど攻撃を当ててきて避けてくる敵がいる場合、それを倒せる時はプレイヤーの成長みたいなものを実感させやすいからゲーム的な事情で高機動強キャラは生まれてくるんや。あとガチガチに装甲と火力で完封しようとしてくる敵に最強といえる性能を与えた時、それをプレイヤーも使えてしまうとゲームバランスが乱れるんや。あとacの場合は代々にわたって機動力偏重のデザインのせいでもある。
      2024-02-28 (水) 12:43:34 [ID:srALgScErig]
    • 多分フロムの人そこまで考えてないと思う(ローディーの扱い手のひらクルックルを見ながら)
      2024-03-15 (金) 04:03:44 [ID:tIKe8s6RrbY]
    • 使えるリソースが多い方が強いというある意味リアルさのある仕様になっている
      2024-04-10 (水) 01:35:33 [ID:anTqAjI44qo]
  • 「STVの画稿 (5)」右下で、ソファ裏に隠れてるのってノーザークなんじゃないの?
    今作のAC乗りって、極一部の例外除けば画稿のどれかに姿写ってるよね?
    第一、ソファ裏に終始隠れてたんなら、殺し屋の容姿はどうやって確認したのさ?
    2024-03-15 (金) 08:50:53 [ID:wvw17bRANgQ]

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