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彼女の祖母(エプスタイン博士の養子)が身を隠さなければいけなかった理由として、革命の功労者シーナ・ディルクの血縁者であることから、『カルバード民主革命』という誇り高き歴史の裏で、彼女のような血筋が(現代の民族テロのように)王政復古派により虐げられていた可能性がある。
アニエスの父であるグラムハート大統領が『愛国同盟』という特徴的な政党名を掲げたのは、そのような虐げられる血筋を持つ、愛する妻や娘の未来と、共和国の現状を憂いて変革しようとする気持ちの表れなのだろうか。
彼女が僧兵長であると"仮定"するならば、根拠として挙げられるのは、終章サイデン地区ホテル地下駐車場での怪しげな言動やアシュラッドがニナを気にしていたかのようなシーンがあったこと。そして、"女優としてデビューした時期と教会の僧兵長が代替わりした時期が被っている"点だろうか。彼女が女優になったのは3年前の15歳のとき。新僧兵長が就任したのはベルガルド=守護騎士バルクホルンが引退してから(つまり閃ⅡED~閃ⅢOPの間)。"両者ともにS1205年頃"である。
『導力技術はヒトが世界に干渉する為の装置である』
『幾多の過ちを繰り返し技術進歩を進める中で、いずれ理にさえ到達しうる導べ(しるべ)となるだろう』
「――その一握の迷いが、邪なものを生んだ。それは野を這いずり丘を駆け抜け、空に災厄を振りまいた……」 【エゼル記】 第二節 『解き放たれた災厄』 より(空の軌跡 the 3rd)
「七耀脈の真上に咲く、吉兆とも凶兆とも取れるプレロマ草と呼ばれる神秘の花……」
【ラダー記】 より(碧の軌跡)
「"進化"は人間が世界に働きかけるために"可能性として持っている資質"である。」
【シャハト記】 第二節 『ヨカナンの手紙』 より(黎の軌跡)
これまで作中に登場した聖典のうち、『エゼル記』『ラダー記』は星杯騎士や隠密僧兵など教会内でも限られた者のみが閲覧を許されている「外典」である。
『エゼル記』に関しては、《漂白の魔王》や『汎魔(パンデモニウム)化』についての記述があることから、"悪魔"に関する事象が記された書物であると推察される。おそらく空3rdで言及された上述のエゼル記第二節も同様か?
七耀暦 | 月日 | 出来事 | 場所 | 備考 |
1100年 | シーナ・ディルクによる民主化革命が起こる | カルバート共和国 | カルバート共和国建国 | |
1134年 | カルバード共和国とエレボニア帝国の間で戦争が終了 | 戦争していた期間は不明 | ||
1150年 | C・エプスタイン博士が導力器(オーブメント)を発明 | 《導力革命》の始まり | ||
1150年頃 | 遊撃士協会(ブレイサー・ギルド)が設立される | レマン自治州 | ||
1154年 | C・エプスタイン死去 | レマン自治州 | ||
1155年 | エプスタイン財団設立 | レマン自治州 | ||
1173年 | ツァイス中央工房(ZCF)ヴェルヌ社が、ラインフォルト社への技術供給を開始 | |||
1174年? | カルバード共和国とエレボニア帝国と間で紛争が起きる | 小競り合い程度 | ||
1187年 | 客船《エテルナ号》の沈没事故が発生 | カルバード共和国領海 | リベール王国ユーディス皇太子夫妻が死去 | |
1189年 | クロスベル自治州からノーザンブリア自治州に向かう国際飛行船が墜落 | ノルド高原の山間部 | 帝国と共和国の諜報機関の暗闘の末に引き起こされた | |
1190年 | エプスタイン財団とツァイス中央工房、共同で『導力ネットワーク』構想発表 | |||
1192年 | エレボニア帝国とリベール王国の2国間で「百日戦役」が勃発 | |||
1194年 | 結社《身喰らう蛇》と暗殺組織《月光木馬團》が全面衝突し、敗れた《月光木馬團》が消滅 | 《千の破戒者》エルロイ・ハーウッド・《黄金蝶》ルクレツィア・イスレ・《死線》のクルーガーら結社に入る | ||
1195年? | ティオ・プラトーが《D∴G教団》に拉致される | レミフェリア公国 | ||
1196年 | 第22代大統領にサミュエル・ロックスミスが就任 | カルバート共和国 | 中道穏健派 | |
1196年? | レニ・ヘイワース(レン)が《D∴G教団》に拉致される | カルバード共和国 | ||
1197年? | レンが結社《身喰らう蛇》により《D∴G教団》教団ロッジ《楽園》から救出される | カルバード共和国? | ||
1197年? | 泰斗流のリュウガ師父、弟子のヴァルターとの仕合により死去 | カルバード共和国 | ヴァルターは出奔し結社《身喰らう蛇》に入る | |
1198年 | ゼムリア大陸各地の《D∴G教団》教団ロッジを遊撃士協会と各国の軍隊・警察が襲撃 | 《D∴G教団》殲滅作戦 | ||
1200年? | 星杯騎士団が《D∴G教団》残党のロッジのひとつを制圧 | |||
1200年 | 4月 | ヴァン・アークライドとエレイン・オークレールがアラミス高等学校に入学 | カルバード共和国 | |
1201年? | 《銀》(先代)が死去。リーシャ・マオが跡を継ぐ | |||
1201年 | 5月? | ヴァン・アークライドがアラミス高等学校を自主退学 | カルバード共和国 | |
1202年 | リベール王国、エレボニア帝国、カルバード共和国の3国間で不戦条約が締結される | |||
1203年 | 《ロックスミス機関》が発足 | カルバード共和国 | キリカ・ロウランが室長に主任 | |
1203年 | ヴァン・アークライドがグンター・バルクホルンと再会 | カルバード共和国 | 半年間 | |
1203年 | 2月 | ヴァレリア湖上に空中都市《リベル=アーク》が出現 | リベール王国 | 《リベールの異変》 |
1203年 | 3月 | 《リベル=アーク》崩壊 | リベール王国 | 《盟主》が福音計画の完了と幻焔計画の始動を宣言 |
1203年 | 東方人街において猟兵団「赤い星座」とシンジケート「黒月」の大規模抗争が勃発 | カルバード共和国 | ||
1203年 | 11月末? | ケビン・グラハムと従騎士リース・アルジェントが、古代遺物《レクルスの方石》回収 | リベール王国 | 《影の国(ファンタズマ)》事件 |
1203年 | 11月頃? | ヴァン・アークライドがヨルグ・ローゼンベルクからレンを紹介され匿い面倒を見る | カルバード共和国? | |
1204年 | 8/31 | オルキスタワーにおいて、西ゼムリア通商会議が開催される | クロスベル市 | ディーター・クロイスがクロスベル自治州の独立を提言・《帝国解放戦線》とカルバード共和国の《反移民政策主義》の一派により襲撃される |
1204年 | 10/22 | 『クロスベル独立国』として国家独立宣言 | クロスベル自治州 | |
1204年 | 10/24以降 | 恐慌が発生するとともに《反移民政策主義》のテロが激化。非常事態宣言が出される | カルバード共和国 | |
1204年 | 12/26 | 南東に広がる湿地帯に《碧の大樹》が出現 | クロスベル自治州 | |
1204年 | 12/30 | クロスベル警察特務支援課が《碧の大樹》を攻略し、《碧の大樹》が消滅する | クロスベル自治州 | |
1204年 | 12/31 | 帝都ヘイムダルにおいて、《煌魔城》が出現し、消滅 | エレボニア帝国 | |
1205年 | ヨルグ・ローゼンベルクがクロスベルのローゼンベルク工房から退去する | |||
1205年 | 1月 | エレボニア帝国のクロスベル征討軍がクロスベル市に電撃的に侵攻し、同市を1日で無血占領する | ||
1205年 | 12月? | 《守護騎士》第八位のバルクホルンが死去 | ノルド高原 | 《聖痕》を弟子のガイウス・ウォーゼルに譲る |
1206年 | 7月 | 第5世代戦術オーブメント「RAMDA」が完成 | カルバード共和国 | |
1206年 | 8月以前 | スウィン・アーベルとナーディア・レインがエンペラーを倒し、《庭園》を抜ける | 『3と9』がベストセラーになる | |
1206年 | 8/19 | サミュエル・ロックスミスが大統領選挙で落選 | カルバード共和国 | 半年後に退陣することが決定 |
1206年 | 8/26 | 第2次・西ゼムリア通商会議が開催される | エレボニア帝国の帝都ヘイムダル | |
1206年 | 8/26午後 | 《千の陽炎(ミル=ミラージュ)》作戦についての会合が開かれる | 飛行戦艦パンタグリュエル | エレボニア帝国、カルバード共和国、リベール王国の3ヶ国の国境上空 |
1206年 | 9/1正午 | エレボニア帝国とカルバード共和国が開戦 | 《ヨルムンガンド戦役》の始まり | |
1206年 | 9/2 | エレボニア帝国が停戦に向かう。 | 《ヨルムンガンド戦役》の終結 | |
1207年 | 1月頃 | 第23代大統領にロイ・グラムハートが就任 | カルバート共和国 | 帝国から得ていた巨額の賠償金を着任早々に国民に還元し、高い支持を得る |
1207年 | 3/15 | クロスベル自治州の再独立調印式が行われたが、ルーファス・アルバレアと黒い衛士隊による襲撃を受け、クロスベルは再占領される | クロスベル自治州 | 《クロスベル再事変》の始まり |
1207年 | 3/21 | ルーファス・アルバレア総統が大陸全土に向けて演説し、エレボニア帝国とカルバード共和国に統一国への参加表明を要求する | クロスベル自治州 | |
1207年 | 3/22 | 《逆しまのバベル》が《天の雷》を自身に向けて発射し、消滅する | クロスベル自治州 | 《クロスベル再事変》の終結 |
1207年 | 3月末 | クロスベル自治州がアルテリア法国の承認の下、再独立を遂げる | クロスベル自治州 | |
1207年 | 9月頃 | エレイン・オークレールがA級遊撃士に昇格する | カルバート共和国 | |
1207年 | ヴェルヌ社が次世代戦術オーブメント(第6世代戦術オーブメント)『Xipha』の独自開発を発表 | カルバート共和国 | エプスタイン財団との共同開発を一方的に打ち切る | |
1208年 | 4月 | レン・ブライトがジェニス王立学園から交換留学制度でアラミス高等学校に編入する | カルバート共和国 | |
1208年 | 8/27 | ヴァン・アークライドがアニエス・クローデルの依頼を受け、オクト・ゲネシスの一つを入手する | カルバート共和国 |
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