記憶を亡くしたラップ の履歴(No.5)

記憶を失ったパッチその人。
彼が目指す輪の都の沼地ではボス「竜狩りの鎧」が復活しており、戦利品の説明文は未来を示唆している。
吹き溜まりの由縁も併せると、「記憶を亡くしたラップ」は未来のパッチの姿と思われる。
過去の姿を殺害しても未来の姿は消えないが、これは祭祀場の侍女も同じ。
所謂パラレルワールド、或いはDLCの初見プレイを損なわないための救済措置だろうか。

「記憶を亡くしたラップ」としての彼は、何か(恐らくは聖職者)への憎しみが薄まっている模様。
それ故か温厚かつ親切で、主人公に罠を仕掛けることもない。
不要な宝を主人公のために回収してきてくれたり、主人公の無事な姿に安堵したり。
乾杯イベントは今作のジークバルト、テラスに佇む姿はダークソウル1のソラールを彷彿とさせる。
更に、「解呪の碑」の情報を教えると「あんたが許してくれる限り、あんたの友でいさせてくれ」と告げる。

その後、記憶を取り戻したパッチは共同墓地で主人公を階下に蹴落とす。
蹴り自体はシリーズ恒例の要素だが、実は強敵・高低差・脱出困難といった危険な要素が見当たらない。
このイベント後は白霊召喚が可能となるため、罠ではなく「ラップとの決別」として行った可能性が高い。